防犯対策で貴重品を保管してよい場所・悪い場所
空き巣などの防犯対策というと、玄関や窓といった侵入経路に注意が行きがち。しかし、空き巣の狙いは侵入することではなく窃盗にあります。すなわち、空き巣がターゲットとしているのは家の中にある現金や貴重品です。その意味では、貴重品の置く場所に留意することこそが、最大の防犯対策なのでした。

空き巣が真っ先に向かう仏壇や神棚
貴重品や現金を求めて空き巣が侵入して真っ先に向かう場所が仏壇や神棚です。一般的な感覚なら「バチが当たるから触らない」となるところですが、空き巣は仏壇や神棚にお金を隠す人が多いことを知っています。
空き巣は効率的に仕事をするために「盗みが成功した」という成功体験を元にして動く習性があるのです。高齢者の家ならタンスもターゲット。若い夫婦で、夫が本の中に隠していたヘソクリを空き巣に盗られた例もあります。
日本人の空き巣は主に現金を狙いますが、中国系の窃盗団は現金はもちろん家電類・PC・貴金属を、南米系のグループは冷蔵庫の中の食料品まで何でも持って行ってしまいます。ここまで来ると防犯対策のしようがありません。
防犯対策に意外に有効なのが金庫
防犯対策は、意外に金庫が有効かもしれません。事務所荒らしの場合、空き巣は最優先で金庫を狙いますが、一般家庭の場合は土地の権利書など現金化しにくいものが多いため、無視するケースもあるからです。
現在、日本には空き巣などで食べている職業泥棒が約3,000人いて、その半数の約1,500人が刑務所の中です。刑務所で泥棒同士が盗みの手口などの情報を交換し合って、入れ替わりで塀の外に出てきていると考えてください。
このため、防犯対策に貴重品を置く場所としてどこが安心かは一概に言えません。いずれにしても、パッと考えつくような隠し場所は防犯対策にはならないことを肝に銘じておきましょう。
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ラジオライフ編集部

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