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デジタル式ナイトビジョン「2.5世代相当」とは

肉眼では見れない景色を映し出せる「ナイトビジョン」。お小遣いで入手できるエントリーモデルから、プロ用の10万円以上するハイエンドモデルまで、さまざまなナイトビジョンが手に入ります。最近はデジタル式が主流となっているナイトビジョンのシステムの違いと歴史を見ていきます。


デジタル式ナイトビジョンは2.5世代相当が主流

ナイトビジョンは軍事用として開発

軍事用として開発され、発展してきたのが「ナイトビジョン(暗視装置)」です。その起源は、第二次世界大戦の頃までさかのぼります。

当時は可視光の代わりに近赤外線を照射してその反射光を捕らえるアクティブ型でした。その後、赤外線照射が不要となる光電子増倍管を使用したパッシブ型が主流に…。この光電子増倍管式ナイトビジョンは3世代に分けられます。

第1世代は光増倍率1,000倍ほど。1960年代のベトナム戦争で実戦配備された「AN/PVS-2」が初代のナイトビジョンとされています。ライフルに取り付ける形状で100時間作動しましたが、満月の明かり程度がないと使えないほど低感度でした。

光電子増倍管式ナイトビジョンの第2世代は、光増倍率1,000~2,000倍ほど。マイクロチャンネルプレート(MPC)型光電子倍増管を使用しているため解像度やコントラストの高い像が得られ、第1世代に比べるとナイトビジョン特有のノイズや歪み、黒点の発生が軽減されています。

デジタル式ナイトビジョンが主流に

そして、光電子増倍管式ナイトビジョンの第3世代になると光増倍率3,000~5,000倍ほど。第2世代をベースに、より感度向上とノイズ低減させた世代です。耐久性も向上しています。

その能力の高さから輸出入には厳しい制約があり、使用者の登録が必要。基本的には官公庁のみで使用されるものです。

そして最近では、光電子増倍管に代わって高感度CMOSセンサーを搭載したデジタル式ナイトビジョンがメインで販売されています。デジタル式ナイトビジョンは、光電子増倍管式ナイトビジョンの「2.5世代」相当が主流です。

COMSはデジタルカメラや監視カメラなど多くのデバイスで使用される撮像素子なので、デジタル式ナイトビジョンも一種のデジタルカメラのようなもの。光電子増倍管を使った製品にはマネできない、静止画や動画の撮影機能も搭載しています。(文/星智徳)

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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