暗闇を捕らえるデジタルナイトスコープの暗視度
夜行性動物の観察や夜間の証拠撮りに有効なのが「デジタル暗視スコープ」です。「AX-NV400B」は、業務用特殊高感度カラーセンサーを搭載し、わずかな光を増幅して鮮明なカラー撮影を可能にしています。暗闇を捕らえるデジタルナイトスコープの暗視度を光源アリ・ナシで検証してみました。

ナイトスコープのファインダーは液晶
デジタル暗視スコープ「AX-NV400B」は、最大3Wの赤外線発光により全く光の無い場所でも400m先までの暗視撮影に対応し、動画と静止画での記録もOKです。デジタルズームも備え、どんな環境下でもターゲットを逃しません。
本体にはレンズが左右に2つ並んでいるように見えますが、向かって左側は赤外線ライト。撮影レンズは右側です。ファインダーには3インチTFT液晶を搭載。メガネやゴーグルをしたまま暗視スコープが使えるので、長時間の監視も苦にならない設計です。
本体上部には「IRボタン」「SNAPボタン」「ZOOMボタン」「MODEボタン」「電源ボタン」を配置。スムーズな操作を実現しています。撮影した動画や静止画は、microSDカードに保存される仕組み。動画ファイルはAVI、画像ファイルはJPEG形式です。
ナイトスコープの赤外線ライトを点灯
さっそく、夜間に光源アリ・ナシで25m先の被写体をデジタルナイトスコープで撮影。赤外線ライトを点灯すると、かなり鮮明な暗視撮影が可能で、デジタルズームを使えば手に持つ雑誌の表紙の文字まではっきりと確認できました。
AX-NV400Bは望遠が光学7倍、デジタル2倍。解像度は640×480ドット(動画、静止画)となっています。連続動作時間は約12時間(赤外線点灯時は約6時間)、記録メディアはmicroSDカード(最大32GB)です。
電源は単3形乾電池×8本、microUSB給電(連続使用可能)。サイズ/重さは145W×65H×215Dmm/750gで、実勢価格は24,800円です。
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ラジオライフ編集部

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