覆面パトカーの追尾式スピード取締りを察知する
スピード取り締まりを得意とする交通機動隊の覆面パトカーは、トヨタの200系クランが主力モデル。最近では210系クラウンも出没するようになりました。ただし、走行中の覆面パトカーは一般車と見分けることはほぼ不可能。そこで、覆面パトカーの追尾式スピード取り締まりを察知する方法を紹介しましょう。

覆面パトカーが取締りで潜む場所
覆面パトカーによる追尾式のスピード違反の取り締まりには、決まったパターンがあります。基本的に、後方から勢いよく飛ばしてくる違反車にいかに効率的に巡り合って、いかに気づかないように背後に迫れるかがポイントです。
覆面パトカーの追尾式スピード取り締まりを察知できる場所の1つに、本線を見下ろせるパーキングエリアの出口付近があります。高速道路だけでなく、スピードが出やすい本線が見渡せる脇道も覆面パトカーが潜んでいる場所です。
ここで覆面パトカーは目視やエンジン音などでスピード違反を判別。タイミングを合わせて発進して、あっという間に追走します。200系クラウンは3,000ccのハイパワー。210系クラウンに至っては3,500ccとパワーアップしています。
覆面パトカーの追尾式スピード取り締まりを察知できる場所には、第1通行帯を走る大型トラックの前もあります。一般車を装って、息を殺して違反車が後方から飛ばして来るのを待っているわけです。
覆面パトカーはすぐ車線変更しない
スピード違反の車が追い越し車線を飛ばしていっても、覆面パトカーはすぐに車線変更しないことも追尾式スピード取り締まりを察知するポイント。覆面パトカーは第1通行帯を走りながら、スピード違反車との距離を詰めていくのです。
というのも、違反車は真後ろから追い上げてくる、自分より速いクルマには敏感。違反車を追尾距離に捕らえたら追い越し車線に入ります。そして、タイミングを見計らって真後ろに付いて、追尾式のスピード違反の測定を開始するのです。
追尾式のスピード違反の取り締まりでは、違反車は130km/hや140km/hを出しています。これは毎秒35m以上進むということ。200mの追尾も6~7秒もあれば測定が終了するのでした。
スピード測定後は、覆面パトカーは反転式の赤色灯を点灯させてパッシング。リアウィンドウに設置されている電光掲示板のパトサインで左車線に誘導され、サービスエリアやバス停などに誘導されるというわけです。
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