覆面も白黒もパトカーでチェックすべきは赤色灯
高度な運転技能を必要とする追尾式のスピード取り締まりの場合、速度を正確に計測できるパトカーは限定されてきます。白黒パトカーであっても覆面パトカーであっても、まずチェックすべきは赤色灯。赤色灯の形状と位置を見れば、そのパトカーが交通取り締まり用かパトロール用かがわかるのです。

交通パトカーは赤色灯が直接載る
白黒パトカーを街や路上で見かけたら、最初にチェックしたいのが赤色灯です。赤色灯がルーフに直接載っていたら、それは交通取り締まり用の「交通パトカー」。交通機動隊や高速道路交通警察隊のパトカーです。
交通パトカーはハイパワーのエンジンを搭載し、交通違反専門の交通機動隊員の運転技量と相まって、あっという間に追尾・測定。ルームミラーに映る赤色灯の光でスピード違反の取り締まりに気付くという事態に陥るわけです。
一方、赤色灯の下に白いボックスがあるのはパトロール用の「警らパトカー」。これは赤色灯昇降装置で、ボックスにはアームが収納されています。赤色灯を高く上げて遠方からの視認性を高めて、パトカーへの追突事故を防止するのが目的です。
覆面パトカーも赤色灯をチェック
警らパトカーは、街中を巡回し不審な人や物を見つけて捜査することが主な任務です。乗員に追尾・測定の技量がないため速度取り締まりは不得手。その分、信号無視や進行方向別通行区分違反などの現認系の違反を得意としています。
覆面パトカーが緊急走行している時も、やはりチェックすべきは赤色灯です。覆面パトカーは大きく、交通取り締まり用の「交通パトカー」と刑事が移動手段として使う「捜査用パトカー」の2種類があります。
覆面の交通パトカーの特徴はルーフの真ん中から、電動で出てくる反転式の赤色灯。加えて、グリル内に2つの前面警光灯を隠しています。一方、交通違反を取り締まらない覆面の捜査用パトカーは、マグネット式の赤色灯を車内から手でルーフに載せるタイプ。グリル内の前面警光灯も装備されていません。
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ラジオライフ編集部

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