レーザー対応レーダー探知機の走行テストの結果
レーザー式オービスによる速度取り締まりが広がっています。新型オービスの中でも特に、可搬式と呼ばれるレーザー式の「LSM-300」による取り締まりが増加中です。一方、Amazonにはレーザー対応のレーダー探知機が売られています。そこで、実際にレーザー対応レーダー探知機で走行テストしてみました。
レーザー式オービスでの取り締まり
レーザー式の新型オービスは当初、生活道路での取り締まりがメインでした。それが徐々に、幹線道路など速度が出やすいポイントでの取り締まりも目撃されるようになり、ついには高速道路での速度違反の取り締まりが実施されたのです。
これまでオービスは、レーダー式とループコイル式の2種類しかありませんでした。このうちレーダー式のオービスが使用している電波を受信することで、事前にその存在をドライバーに警告するのがレーダー探知機です。
そして、ループコイル式への置き換えが進んでいく中、レーダー探知機はGPSに対応。あらかじめ登録してあるオービスの位置情報で、ドライバーに警告を発するように進化してきました。
レーザー対応レーダー探知機を購入
ここで、GPS対応レーダー探知機で察知できるオービスは設置場所が固定されていなければなりません。事前登録された位置情報が元になるからです。ところが、可搬式のレーザー式新型オービスは、文字どおり自由に持ち運びできます。
すなわち、オービスによる速度違反の取り締まりはまさに神出鬼没となり、これまでのGPSレーダー探知機では太刀打ちできません。このため、レーザー式に対応したレーダー探知機が求められているわけです。
一方、最近はネット通販で格安の海外製レーダー探知機を見つけることができます。そこで、Amazonで実際にレーザー対応レーダー探知機を購入してみました。入手したのは「Karadar STR535」というレーダー探知機。実勢価格は5,380円です。
レーザー対応レーダ探知機の信頼性
これはX/K/Kaバンドへの対応に加え、360度レーザー検出も可能という製品。ちなみに、Xバンドは10.525GHz帯、Kバンドは24.150GHz帯、Kaバンドは33.400~36.00GHz帯ということ。日本のレーダー式のオービスはXバンドです。
実際に走行してみると、レーザー対応レーダー探知機は頻繁に反応してロシア語で警告を発します。おそらくロシア市場向けの製品なのでしょう。高速道路では、走行中ひっきりなしに警告が発せられていました。
さらに、市街地ではかなりの確率で自動ドアにも反応。信頼性はかなり低い印象です。レーザー対応レーダー探知機の内部を見てみると、基板中央に導波管を確認。一応、ここでレーダーを受信しているようでした。
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ラジオライフ編集部
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