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放置車両確認標章を貼られてまず確認すべきこと

「駐禁ステッカー」と呼ばれている黄色い紙が、フロントガラスに貼られた違反車両を見かけたことがあるはず。正しくは「放置車両確認標章」といいます。とはいえ、放置車両確認標章は違反キップではありません。しかも、放置車両確認標章は誤記入で免除になるケースもあるのです。放置車両確認標章が貼られていた時にまずすべきことを見ていきましょう。


駐車違反「放置車両確認標章」で確認すべきこと

放置車両確認標章の書き損じがある

駐車禁止のステッカーは、正しくは「放置車両確認標章」。放置車両確認標章は駐車監視員もしくは警察官によって貼られます。ただし、放置車両確認標章は違反キップとは異なるもの。放置車両確認標章は文字どおり、放置車両であることを確認したことを知らせるものです。

放置車両確認標章には「登録(車両)番号」として車のナンバー、「違反状況」の欄に「日時・場所・態様」が記載されています。放置車両確認標章は駐車監視員らが持ち歩く違反事項等入力端末からプリントアウトされたものです。

実は放置車両確認標章のナンバーや違反した日時、場所などの書き損じによって、駐車違反から除外されるケースが意外と多いといいます。このため、放置車両確認標章が貼られた時にまずすべきことは記載事項の確認です。

駐車違反「放置車両確認標章で確認すべきこと

放置車両確認標章で確認すべきこと

実際、放置車両確認標章を印刷する街で見かける駐車監視員には年配男性が多いのが現状。内部関係者によれば、住所の番地やナンバーを時々、放置車両確認標章に間違えて入力するといいます。その場合は、もちろんその放置車両確認標章の取り締まりは無効。ただし、放置車両確認標章の場所の表記は「◯◯付近」となっており、1文字間違っていたからといっても必ず取り消しになるわけではありません。

このほか、放置車両確認標章の時刻のズレはまれに起こる現象。放置車両確認標章の違反時刻に別の場所にいたことが証明できれば、駐車違反が取り消しになるかもしれません。ただし、その対策として2017年から、駐車監視員が放置車両確認標章を印刷するタブレットに時刻確認を強化した新端末が導入されています。

その放置車両確認標章を印刷する違反事項等入力端末の新モデルが「NEC ShieldPRO」。2017年からマイナーチェンジしました。旧製品と大きな違いはありませんが、放置車両確認標章の現在時刻確認のため、5秒間赤い警告画面が表示されないと次の操作へ移れない仕様です。

駐車監視員の新端末でわかる駐禁の取り消し事例


放置車両確認標章で警察に出頭する

また、放置車両確認標章で確認すべきことは、警察に出頭しなければならないとは書かれていないということ。しばらくすると、ナンバーから判明した車両の持ち主へ警察から「放置違反金」の納付書が届きます。これを払えば違反処理は終了です。

ところが、そうとは知らず違反者が放置車両確認標章を持って出頭すれば、警察は基本的に青キップを切って「反則金」の納付書を渡さざるをえません。通常は放置違反金と反則金は同額。ただし、青キップの場合は違反点数が付いてしまいます。

いずれにしても路上駐車は渋滞や事故の原因。くれぐれも放置車両確認標章が貼られることのないように、交通ルールをしっかり守りましょう。

放置車両確認標章のナンバーが違う

警察大学校の「研修資料」の監修は、警察庁交通局交通規制課と警察大学校交通教養部で、途中から放置車両確認事務受託法人の大手警備会社(東京都の約7割を受託)も参加しています。この件資料は、交通取締課職員や駐車監視員が市民とのトラブルを回避し、路上駐車の取り締まりを円滑に行うことを目的として作成されたものです。

駐車監視員制度に詳しい事情通にその研修資料を読み解いてもらいました。「放置車両確認標章が貼られても、違反から除外されるケースにはどのような場合がありますか?」という質問に対し、回答は「監視員の書き損じが大半。車両ナンバー・場所・時刻・駐車監視員の名前…」などとあります。

確かに駐車禁止の放置車両確認標章の車両ナンバーが違っていると致命的。また、監視員が都合で別の者に入れ替わったのに、元の名前で端末にログインしたままといった放置車両確認標章の例もあるようです。


放置車両確認標章の取り消し事例

「めまいや吐き気、腹痛によりトイレに行ってた場合は?」という質問には「原則、除外されない」とあります。ただし、2012年の事例で「自家用車にて走行中、強い腹痛を催した運転者が、このままでは運転に支障を来すと判断。一般道路脇の店舗前に駐車禁止区域と知りつつ駐車しエンジンを切り降車」と掲載されていました。

「車両後方へ『トイレ中』『すぐに戻ります』などと書いた貼り紙をし、同店舗へ入り店員に事情を伝え、かつトイレ内から最寄の警察へ連絡をして状況を説明。数分後運転者が車両に戻ると放置車両確認標章が貼られていたが、後日送付された弁明書にて詳細を記載、裏付けの捜査後公判に至ることなく違反が取り消された」とあります。

そうまでしているうちに、間に合わなかったのではと心配になるところ。警察署の裁量にもよりますが、基本的には命に関わるものであり、きちんと証明できれば駐車違反から除外されることもあるようです。

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ラジオライフ編集部

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