実走してわかったレーダー探知機のおすすめ機種
レーダー探知機メーカー御三家は「ユピテル・セルスター工業・コムテック」。この3社のレーダー探知機の最新モデルで、一般道や高速道路を実走してその性能を比較してみました。最新レーダー探知機はGPS精度の向上で大きな性能差が出にくいため、警告方法や操作性が製品選びのポイントといえるでしょう。
ユピテルのレーダー探知機の操作性
ユピテルのレーダー探知機「スーパーキャットA340」は、静電式タッチパネルの反応が良好。フルマップレーダースコープはターゲットと自車位置の関係が分かりやすく、基本性能と操作性ではダントツな印象を受けます。
「公開取締情報」のテロップは便利。カーロケもしっかり反応していました。その一方で、実写画像が出るものの警報がややおとなしめ。また、業界最多の4センサーですが、高速で「交差点取締エリア」を表示する一面もありました。実勢価格は28,500円です。
実際にHシステムを実走してみたところ、オービスまでの距離と現在の自車速度が右下にまとめて表示されるため、状況が一目瞭然でした。ボディのインジケータはあまり目立ってはいません。オービスまでの距離はやや近めの表示でした。
セルスター工業のレーダー探知機
セルスター工業のレーダー探知機「ASSURA AR-45GA」は、他社でも無料GPSデータ更新はあるものの、毎月なのは頼もしい限りです。画面上部の赤いラインと下部のグラデーションのW警告表示は視認性抜群といえます。
ゼンリンのフルマップを使ったマッピングは、準天頂「みちびき」のサブメーター級測位補強サービスで、電波状況が悪くても測位精度を上げています。対応するドラレコとの相互通信も可能。ただ、リモコンボタンはやや押しにくい印象。実勢価格は24,650円です。
オービスを実走してみて、制限速度表示が最も見やすかったのはこのASSURA AR-45GAでした。しかもオービスに最接近した時の画面は、画面全体がかなり赤くなって危険を分かりやすくアピールする仕様。地図情報も細かく表示されます。
ただし、LHシステムでの実走で、オービスまでの距離が最も遠目に表示されていたのがASSURA AR-45GAでした。オービスまでまだ距離があると油断していると、いきなり画面全体が赤くなって警告してきます。
コムテックのレーダー探知機
コムテックのレーダー探知機「806V」は通常はパネル表示で、オービスなどに接近すると3Dマップの警報表示を行います。今回の3機種では、取り締まり・検問データ数は最多の60,000件です。
対応ドラレコとの相互通信機能もあり、またOBDⅡ接続で車両情報を細かくチェックできます。サンバイザー装着金具の同梱もうれしいところ。ただし、リモコンやタッチパネルでの操作は、わずかにタイムラグがある印象でした。実勢価格は24,580円です。
Hシステムを実走したところ、3Dマップ表示はややリアルさを欠いた印象。警告は比較的おとなしめでした。通常はマップ表示ではないため、オービス警告で急にマップ表示に変わるおかげで、はっきり危険と認識することはできます。
このほか806Vには、潜水艦のようなレーダースキャン表示やオービス通過時の速度・位置記録など、レーダー探知機ならではともいえる機能もいろいろ搭載されています。実勢価格は24,580円です。
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ラジオライフ編集部
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