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警察は防犯カメラの不鮮明なナンバーも判別する

ハロウィン直前の週末に東京・渋谷で軽トラックを横転させたとして男4人が逮捕されました。報道によると、捜査には「SSBC」と呼ばれる「警視庁捜査支援分析センター」も加わって、防犯カメラやスマートフォンの映像から逮捕者を特定したといいます。警察が防犯カメラ映像で犯人を特定する手法を見ていきましょう。


警察は防犯カメラの不鮮明なナンバーも判別する

捜査支援分析センターが映像を回収

2009年3月末に警視庁刑事部に創設されたのが「警視庁捜査支援分析センター」です。略称は「SSBC」で、捜査の「S」、支援の「S」、分析の「B」、センターの「C」とローマ字読みした頭文字です。

捜査支援分析センターの主な任務は犯罪捜査の支援に関すること。殺人、傷害、強盗、ひき逃げ、通り魔などの重要事案が発生した際には、覆面パトカーで現場に臨場します。

捜査支援分析センターの臨場班は機動分析第1~2係の捜査員で「SSBC」と刺繍されたキャップを被って「捜査支援」の腕章を腕に巻いて捜査に当たります。彼ら臨場班が、捜査第1課や機動捜査隊などの聞き込み捜査とは別に専門に行うのが防犯カメラの映像収集です。

現場に到着した捜査支援分析センターの機動分析係の捜査員は、真っ先に状況を把握するため捜査状況を聴取。犯行現場や逃走経路と思われる方向に向けられた防犯カメラの映像回収に当たります。

また、犯人が確保されている事案であっても重要事件の場合、逃走方向や現場の裏付け捜査のために捜査支援分析センターは防犯カメラの映像を回収するのです。

捜査支援用画像分析システムで解析

「DAIS」と呼ばれる「捜査支援用画像分析システム」を使えば、不鮮明で全く見えないナンバープレートの数字も簡単に判読可能。数字は0~9までしかないため、少ない情報でも解析が容易で、ほぼ間違いはありません。

防犯カメラ映像による人物の特定も飛躍的に容易になりました。不鮮明な画像でも骨格などから割り出すこともあれば、後ろ姿で顔が全く映っていなくても歩き方などその人のクセからも分析できます。これは歩容鑑定という歩き方をカギとして人物を特定する手法。わずか2歩分の映像でも鑑定可能といわれます。

犯人は空を飛んで移動するわけではなく、必ずどこからか来て、どこかへ移動していくので、複数のカメラに映っているはずです。犯行現場が歌舞伎町であったら、そこからどちらの方向へ向かったかを調べます。新宿駅や新宿3丁目駅など周辺の防犯カメラに映っていないかもすべてチェックするのです。

不鮮明な映像も、別のカメラでは鮮明に撮られている可能性もあります。個々の防犯カメラの映像は、捜査支援用画像分析システムで映像を鮮明にしていく一方で、複数の防犯カメラを包括的に追いかけていく作業で犯人を特定していくわけです。

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