スピード違反で超過15km/h未満の件数はほぼゼロ
2018年の交通違反の取り締まり件数は約600万件です。このうち、最高速度違反の取り締まりは約120万件。スピード違反の取り締まりは2017年の約150万件から減少傾向ですが、いまだ交通違反全体の4分の1ほどを占めています。そんなスピード違反は何km/h超過から取り締まられるのでしょう。

スピード違反の超過速度別の内訳
2018年にいわゆるスピード違反である「最高速度違反」の取り締まり件数は123万7730件でした。この数値は2017年のスピード違反取り締まり件数147万8281件よりも24万件も下回っています。
スピード違反の検挙数は減少傾向にあるとはいえ、交通違反の検挙数全体に占める割合は20%強。トップの座は一時停止違反に譲りましたが、気を付けるべき交通違反であることに変わりはないでしょう。
とはいえ、スピード違反の取り締まりは何km/h超過からが対象になるのかは気になるところ。そこで、警察庁が発表した2018年の最高速度違反の検挙数について、超過速度別の内訳を見ていきます。
スピード違反は超過20~25km/hが最多
スピード違反で最も多いのが「超過20~25km/h」で34.1%の割合を占めています。次いで多いのが「超過15~20km/h」で30.4%です。合わせると64.5%で、全体の3分の2以上のスピード違反は「超過15~25km/h」が占めているのです。
このほかのスピード違反の超過速度別の取り締まり件数は「超過25~30km/h」が20.1%、「超過30~50km/h」が14.1%、「超過50km/h以上」はわずか1.3%という結果でした。
ちなみに「超過15km/h未満」のスピード違反の取り締まり件数は実数で43件。パーセンテージで言うと0.003%と、ほぼゼロに近い数値です。
ただし、最近は生活道路の取り締まり強化のために可搬式の新型オービスの配備が進行中。スピード違反の取り締まり件数の内訳は大きく変わることが予想されます。制限速度をしっかり守って安全運転を心がけましょう。
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ラジオライフ編集部

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