「レーザー対応」レーダー探知機を実走テスト
「移動式」「レーザー式」がオービス対策の最新キーワード。新型オービスの登場によって、新たな速度取り締まりへの対応が求められるようになっています。そんなオービス対策で頼りになるのが「レーダー探知機」です。レーザー対応のレーダー探知機を実走テストしてみました。
従来のレーダー探知機は探知できない
かつての速度取り締まりは、Hシステムをはじめとするレーダー式が主流でした。このため、初期のレーダー探知機は文字通り、オービスが発するレーダーを受信してドライバーに注意を促すものでした。
しかし、2000年代になると電波を発しないループコイル式のLHシステムが増加。このため、マップ上に登録されたオービスの位置情報を元に警告を行うGPS併用タイプのレーダー探知機が主流になったのです。
また近年は、持ち運びが可能な新型オービスが登場。従来のレーダー探知機では探知できないレーザーによる取り締まりが本格化したことにより、これらのオービスに対応するモデルの発売が待望されていました。
レーザー対応レーダー探知機で走行
2017年に新型オービスSWSSの電波をキャッチできるレーダー探知機が登場して2年。ついにレーザー対応のレーダー探知機が登場しました。それがユピテル工業の「LS300」です。
レーザー対応レーダー探知機は、本体背面にレーザー光を受信する2つのセンサーを搭載し、オービスのレーザーを約200m手前でキャッチします。近年全国で導入が進むレーザー式の可搬式の新型オービス「LSM-300」は、設置位置から25~30mの間で速度判定するので、十分に減速できる距離でしょう。
ただし、直進性のあるレーザーは遮蔽物の影響を受けやすく、大型車の後方といった環境下では、探知距離が短くなる場合があるようです。実際、レーザー対応レーダー探知機を搭載して走行してみると、LSM-300の直線上でレーザーを受信しても、前方に先行車が入ると、電波が途切れることがありました。
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ラジオライフ編集部
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