夜間の路上駐車にパーキング・メーター有効活用
市街地の道路はほとんどが駐車禁止になっていますが、禁止されていない場所であれば道路交通法に則って合法的に路上駐車することが可能です。とはいえ、駐車が禁止されている場所は多く、市街地で合法的に駐車スペースを見つけ出すのは極めて困難。そこで注目したいのが、夜間のパーキング・メーターのスペースです。

夜間に路上駐車できる場所が多い
道路交通法で駐車できない場所はいろいろあります。規制標識や道路標示がある場所のほかにも、軌道敷内や坂道(頂上付近、急坂)、トンネル、交差点から5m以内、横断歩道から5m以内、曲がり角から5m以内、消火栓から5m以内、道路工事から5m以内、車庫から5m以内といった場所です。
このほか、踏切から10m以内、安全地帯の左側から10m以内、バス・路面電車の停留所の標示板から10m以内など駐車できない場所はさまざまあります。
そこで注目したいのが、パーキング・メーター(時間制限駐車区間)のスペース。パーキング・メーターの機器が動作していない夜間は、路上駐車できる場所が都心部には意外に多くあるのです。
夜間の路上駐車は経過時間に注意
具体的には、夜間のパーキング・メーターのスペースに路上駐車できることを示す「駐車可標識」があれば大丈夫。ただし、駐車禁止場所であっても駐車可標識がある場合もあるので注意しましょう。
このため、パーキング・メーターで駐車可標識を見つけたら駐車禁止場所でないか、さらに周囲に夜間帯の駐車禁止標識や道路標示がないかをチェック。目の前には無くても、離れた所に規制標識が立っていることがあります。
規制標識がなければ白線内に路上駐車が可能です。ただし、補助標識が示す規制時間内に限られます。また、駐車可能な場所であっても夜間に8時間以上(昼間は12時間以上)路上駐車をすると、道路交通法ではなく保管場所法違反で処罰されることに。路上駐車の経過時間には注意しましょう。