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オービスはどれくらい呼び出しがないとセーフ?

オービスのストロボが光り「しまった!」と思ったドライバーは、いつ警察から呼び出しがかかるのか、ビクビクしながらその後を過ごすことになります。数か月間、警察から連絡が届かない場合、ひょっとしたらセーフだったのではという期待もドライバーにふくらんできますが、じつは数か月程度であきらめるほど警察は甘くないのです。


オービスはどれくらい呼び出しがないとセーフ?

オービスの呼び出しは1か月が一般的

オービスのストロボが光って撮影が行われ、警察署から取り締まりのために呼び出しを受けるまでの時間は、そのケースごとに異なります。例えば、警察官立ち会いで運用される可搬式オービスの場合、警察官がその場で違反切符を切ることもあるため、これが最速で取り締まられるパターンといえます。

後日、警察署にドライバーを呼び出し、そこで違反切符を切る場合でも、撮影から呼び出しを行うまでの期間はさまざま。1週間以内に警察署から呼び出しの通知が郵送されることもありますが、1か月前後が一般的といわれます。それでは、1か月程度で呼び出しがなければ、オービスの速度違反はセーフだったということなのでしょうか。

じつは、オービスで撮影から取り締まりまで2年以上かかるケースもあるのです。例えば、2011年に札幌地裁で開始されたオービス裁判では、2008年6月12日・13日にオービスで撮影されたものが2011年6月2日に起訴されており、撮影から起訴までにほぼ3年かかっています。

3年近くたってから起訴された理由として考えられるのが、刑事事件における「公訴時効」の存在です。公訴時効とは、事件発生日から一定期間たつとその事件は起訴できなくなるというもので、刑事訴訟法でその期間を設定しています。

オービスの呼び出しと公訴時効の期間

公訴時効は、人が死亡したかどうかと、その罪に規定されたもっとも重い量刑で決まります。速度違反の場合、刑罰は「懲役6月以下または10万円以下の罰金」で、人の生死に直接関係するものではないため、公訴時効は3年です。ちなみに、殺人など最高刑が死刑の罪に関しては、公訴時効はありません。

警察側としては、オービスの撮影写真があるのに公訴時効を簡単に成立させてはまずいので、時効成立前に再捜査に着手。証拠固めをしたうえで、検察官による起訴まで持ち込んだということになります。とはいえ、撮影後すぐにドライバーを呼び出していないことから、撮影写真が鮮明でなかった可能性は高いでしょう。

実際、先ほどの札幌地裁の裁判の弁護人が書いた記事によると、オービスの写真は本人と特定できるほど鮮明ではなく、警察による鑑定もかなり無理筋な方法で行われたようです。結局、札幌地裁が出した判決では、2件のスピード違反のうち1件は無罪となり、この判決が確定しています。

いったんオービスで撮影されてしまうと、北海道で起きた事例のように3年後の公訴時効成立ギリギリまで、警察からの呼び出しがくる可能性が残るということです。なお、オービスが発光するレベルの速度違反は交通事故につながる可能性が高いため、制限速度を守って安全運転を心がけましょう。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

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