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NHK受信料裁判の流れを変えたフィルターとは?

受信料の支払いを巡る裁判では常にNHKが勝利してきましたが、ついに時代が動きました。2020年6月、NHKが映らないテレビを設置した女性が「受信料の支払い義務はない」と主張し、勝訴したのです。その裁判のカギとなったのが「iranehk(イラネッチケー)」と呼ばれるフィルターです。詳しく見ていきましょう。


NHK受信料裁判の流れを変えたフィルターとは?

iranehk付きテレビのNHK受信料裁判

放送法ではNHKの番組を見る・見ないにかかわらず、「受信設備を装備したものは料金を支払わなくてはならない」とされています。テレビであれスマホであれ、「受信回路が備わっていればNHKが映るんだから料金を払え」と、NHK集金人が各家庭を回って契約を迫ってくるのはご存じのとおりです。

そんな半強制的なやり方に疑問を持った人々がこれまで裁判を起こしてきましたが、NHKの敏腕弁護士連が勝訴するのがお決まりのパターンで、この状態が変わるわけがないと思われてきました。

しかし、2020年6月の裁判でこの流れが覆されたのです。「iranehk(イラネッチケー)」という、NHKの周波数だけを減衰できる装置を取り付けたテレビを持つ女性が、「NHKが映らないので支払い義務はないのでは?」と裁判を起こして、見事NHKに勝訴したのです。

NHK受信料裁判のカギとなったiranehk

このiranehkを用いた同様の裁判は2016年にも行われましたが、その際は簡単に取り外せるとして敗訴していました。しかし今回はiranehkをテレビの内部に取り付けて容易に外せないように加工したところ、それが認められた形。NHK側は控訴するとのことで、裁判の行方はまだわかりません。

カギとなったiranehkとは、NHKの周波数だけを強制的に減衰させる装置で、これを使うことでNHKの番組だけが映らなくなります。開発したのは筑波大学システム情報工学研究科の掛谷英紀准教授の研究室で、2014年に一般販売をスタートしました。

関東用・関西用・東海用・BS用とNHKの周波数帯域ごとにモデル分けされています。一部はAmazonのマーケットプレイスで出品されており、価格は4,980~7,800円です。

iranehkは長さ7cmほどの小さな筒状の装置で、アンテナケーブルを接続するとNHKの周波数だけを強制的に減衰させられる構造。実際にテレビとの間に設置したところ、信号強度が44から7に落ちて映らなくなりました。

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