ニッケル水素電池ならエネループを選ぶべき理由
単三電池の充電式バッテリーといえばニッケル水素電池が主流になってきました。そこで、エネループを始めとする国内で販売されているニッケル水素電池をピックアップ。容量などを実測して、ニッケル水素電池のベストバイを調べてみました。その結果、ふだん使いにはエネループが適しているようです。
ニッケル水素電池の実測容量を算出
パナソニックの「エネループ」をはじめ各社からさまざまなモデルが発売されているニッケル水素電池。今回はエネループに加え、同じパナソニックの「EVOLTA」、富士通製品、「Amazonベーシック」をピックアップしました。
テストはまず、2.2Ωのセメント抵抗を充電池につなげて終止電圧(0.9V)に下がるまでの時間を計測。同時に60分経過時点での電圧を見て、高電流を継続して流せるかをチェックしました。さらに、0.9V終止電圧までの電流の積算値から実測容量を算出しています。
電池の持ちでは大容量モデルの富士通製品がトップ。価格も他製品と同程度ということでコストパフォーマンスも高いといえるでしょう。
エネループの充電回数はダントツ
しかし、他に比べて公称容量との乖離が大きいほか、充電回数が500回と最も少ない点は気になるところ。公称容量差はエネループが-2%、EVOLTAが-1%、Amazonベーシックが-2%のところ、富士通製品は-6%でした。
充電回数は公称ではあるものの、2,100回のエネループがダントツ。EVOLTAが1,800回、Amazonベーシックが1,000回となっています。その意味では、エネループがふだん使いに適した製品と判断できそうです。
なお、AmazonベーシックはAmazonのプライベートブランドとして発売されている充電池。“Amaloop”と呼ばれるほど、エネループとよく似た性能を持っていると話題になっています。コストパフォーマンスで選ぶならアリかもしれません。(文/ハンダマスターかしま)
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ラジオライフ編集部
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