エネループと安価な互換品の性能を比較してみた

単三形の充電式バッテリーといえば、ニッケル水素電池の「エネループ」が王道です。2千回以上も繰り返し使用できるので、ふだん使いに適しています。一方で、Amazonで買える格安中華製品のニッケル水素電池が存在感を示しています。そこで、エネループと格安中華製品の性能を比較してみました。

エネループ互換品はお得に購入可能

ニッケル水素充電池といえば、充電池の代名詞ともいえるエネループで決まりです。ただし、昨今では国内外問わず実にさまざまなメーカーから充電池がラインアップ。そこで、エネループと安価な互換品の性能を比較してみました。

パナソニックの「エネループ」の実勢価格は1本あたり247円で、容量は1,900mAh。比較した単三形ニッケル水素電池の互換品は、いずれもエネループよりお得に購入できる3製品です。

enevoltの「エネボルト」の実勢価格は1本あたり185円で容量は2,100mAh。Bonaiの「Bonai」は実勢価格が1本あたり162円で容量は2,300mAhです。POWERAXISの「TYBATT」は実勢価格が1本あたり150円で容量は1,700mAhとなっています。

エネループと互換品の性能比較は、エネループの純正充電器で通常充電したのち30分のクールタイム後、1Aにて放電を開始。1A放電は、モバイル機器での利用を想定したものです。各電池ともに無作為に4本抽出しています。

その結果、放電開始時の電圧はエネループが1.45Vと最も高く、TYBATTが1.40と最も低い数値でした。Bonaiは初期の降下率が高いものの、20分前後で粘りを見せて後半まで比較的緩やかな放物曲線を描いています。

グラフを見ると、やはりエネループの性能が最も安定していることがよくわかるでしょう。とはいえ、高出力が不要で長期間利用するなら、安価なBonaiやエネボルトは互換品として十分な性能といえます。

ラジオライフ編集部：三才ブックス

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