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ETCも不要!無料の高速道路が増えている理由

アメリカやドイツのように高速道路が無料な国と違い、日本の場合は高速道路といえば通行料金が必要になるのが普通です。しかし、最近は無料で走れる高速道路が各地で続々と作られています。なかには、山陰道のように100km近く無料区間が続くことも…。こうした「無料の高速道路」が続々と作られている事情を見ていきます。


ETCも不要!無料の高速道路が増えている理由

高速道路と同じような名前でも無料

都会を離れた場所をドライブしていると、「○○道」と高速道路と同じような名前があるにも関わらず、通行料金が無料の道路を数多く見かけます。なかには、山陰道のように100km以上ある路線のうち、米子JCT~出雲IC以外が無料のところもあります。

これらの道路は、厳密には高速道路ではなく「自動車専用道路」という扱いですが、高速道路と同じように歩行者・自転車・原付・125cc以下の自動二輪車は通行できません。また、IC以外からの乗り降りも不可能な造りになっています。

こうした無料で走れる自動車専用道路は、実は都心部にも古くからあり、関東では保土ヶ谷バイパス(国道16号線)、関西であれば名阪国道(国道25号線)が有名です。名阪国道の場合、SAとよく似たドライブインも2か所あり、高速道路を走る気分でドライブができます。

各地に誕生している無料の高速道路

しかし、最近各地に誕生している無料の高速道路は、元々は高速道路を作る予定だったという点で、当初から通行料金無料の国道バイパスとして計画された保土ヶ谷バイパスや名阪国道と違います。

昭和の時代、全国各地に高速道路路線を張り巡らせる計画があり、それらは完成後日本道路公団(NEXCO3社の前身)が管理する有料道路になる予定でした。しかし、その後の交通事情の変化や日本道路公団民営化の影響で、多くの路線が計画凍結扱いとなり、建設が滞ってしまったのです。

そこで、有料道路として採算がとれないものの、地元から強い要望がある路線については、国と都道府県が建設費を負担。NEXCO3社抜きで、通行料金無料の自動車専用道路として建設することになりました。そして、完成した道路は国道扱いとなり、NEXCO3社ではなく国土交通省が各地に置く国道事務所が管理しています。


無料の高速道路は制限速度80km/h以下

こうして建設された無料の高速道路には、建設費の負担方法によって、当初の高速道路計画を事実上棚上げにして自動車専用道路を別に作るパターンと、高速道路計画自体は生かしつつ作る「新直轄方式」と呼ばれるものがあります。しかし、路線名が「○○道」で、無料で走れるという点はどちらも同じです。

建設費を抑えるため、無料の高速道路は通常の高速道路より設計速度が低く、制限速度も80km/h以下です。また、各ICでの乗り降りも自由になるためSA・PAの設置箇所も少なくなっています。SA・PAがある場合、一般道からも利用可能な「道の駅」となっています。

また、山陰道や日本海東北道など、同じ路線内で有料区間と無料区間が混ざるケースもあるため、両方を区別するため「無料区間 TOLL FREE」とはっきり示す案内標識も設置されています。なお、無料区間から有料区間に入る地点には「ここから有料区間」という看板もあるので、通行料金を節約したい場合は要チェックです。

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