着々と増加するETC専用「スマートIC」の注意点
「ETC」といえば、ETC休日割引やETC深夜割引などが思いつきますが、全国各地で着々と増えているETC専用の「スマートIC」も見逃せません。スマートICをうまく活用すれば、これまでのICより目的地により早く着けたり、高速料金の節約につなげることも可能。スマートIC利用の注意点を解説します。

スマートICは上りと下りで位置が違う
「スマートIC」は、現金やクレジットカードが利用できるレーンがなく、ETC専用レーンのみ用意された簡易版のICです。その多くは既存のSA・PAに併設される形ですが、東名高速日本平久能山スマートICのように、単独で設置されるケースもあります。
SA・PAに併設する場合、裏側の一般道からスマートICへ入る形になるため、IC自体にランプウェイがないことがほとんど。また、一般道と直結しているスマートICの場合でも、多くの場所でランプウェイは簡素化されています。
また、上り線と下り線で位置が違うこともスマートICを利用する注意点。通常のICと大きく違っているため、利用する際には上り線か下り線のどちらに入るかを事前にチェックしておく必要があります。とくに、カーナビが対応していない新規スマートICを利用するときは注意が必要です。
スマートICは通過せずに一旦停止する
スマートICはETCが通過に対応していないため、料金所ゲートで一旦停止しなくてはならないことも注意点。通常のICを利用するときのように通過すると、ゲートが開かず自動車が激突する羽目になります。
また、スマートICによっては周辺道路の整備が追い付いていないこともしばしば。一応、スマートICの一般道側には案内標識も用意されていますが、道に迷わないようカーナビをうまく活用しましょう。
なお、SA・PAに併設されているスマートICでは、設置場所によりSA・PAとスマートICを同時に利用できないケースがあることも注意点のひとつ。うっかりSA・PAに入ってしまい、スマートICから出られないことのないよう、しっかり案内標識をチェックすることが大切です。
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ラジオライフ編集部

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