TECSUNがBCL短波ラジオおすすめ比較でソニー超え
1万円を超える高性能な中国製BCL短波ラジオの新機種がSANGEANの「ATS-405」、DEGENの「DE1103-DSP」、TECSUNの「PL-880」です。そこに、定番の高性能BCL短波ラジオとして名高いソニーの「ICF-SW7600GR」を加えて、その性能を比較してみました。その結果、TECSUNがBCL短波ラジオのおすすめ比較でソニー超えの1位になったのです。
BCL短波ラジオおすすめ比較でTECSUNの音質
BCL短波ラジオの受信感度のおすすめ比較チェックは、内蔵バーアンテナとロッドアンテナで行いました。どのBCL短波ラジオもメーカーの上位モデルだけあり、レベルが非常に高く熾烈な争いに…。BCL短波ラジオおすすめ比較では、4機種とも基本性能である感度や選択度に、大きな差はみられません。
しかし、BCL短波ラジオおすすめ比較では、音質などに差が出ました。まずはBCL短波ラジオおすすめ比較はAMラジオ放送から。短波ラジオのATS-405は低音が弱めなのですが、ノイズレベルが低くて1番聞きやすい音でした。
DEGENのBCL短波ラジオのDE1103-DSPはソフトミュート機能が効いているせいか、ノイズレベル近くまで信号が弱くなると、急に音量が下がって了解度が落ちます。TECSUNのBCL短波ラジオPL-880は低音も強めで音質はいいのですが、ノイズを1番拾いやすく感じます。
BCL短波ラジオのおすすめ比較はTECSUNとソニー
ソニーのBCL短波ラジオのICF-SW7600GRは同期検波をオンにした場合、信号強度が落ちるとロックが外れてしまい、聞きづらくなる場面に遭遇しています。BCL短波ラジオおすすめ比較の音質部門ではATS-405が優位に立ちました。
続いて、BCL短波ラジオおすすめ比較で短波放送帯は、TECSUNのTECSUNのPL-880とソニーのICF-SW7600GRが一枚上手の感じ。BCL短波ラジオおすすめ比較で短波放送帯では、ATS-405は感度が少し下がるようです。DE1103-DSPはBCL短波ラジオおすすめ比較で短波放送帯ではノイズが多少目立ち、隣接周波数に強力な局が居座っている場合、音声が聞き取りにくくなります。
最後に、BCL短波ラジオおすすめ比較でFM放送帯では、ATS-405だけ感度が少し低いと感じました。BCL短波ラジオのロッドアンテナの長さが影響していると思われます。感度などほぼ互角なので、音質、操作性の違い、質感、ディスプレイの見やすさなど、総合的な評価でBCL短波ラジオおすすめ比較1位を決定しました。
##BCL 短波ラジオのおすすめ比較でTECSUNが1位
盤石かつ1番無難なチョイスのおすすめBCL短波ラジオであれば、ICF-SW7600GRに軍配が上がります。ただし、古い機種なのでディスプレイが見にくいなど、実用面においては、最近のBCL短波ラジオには及びません。
そこで浮上してきたおすすめBCL短波ラジオのがTECSUNのPL-880。多機能でディスプレイの視認性も高く、そのスキのない作りでTECSUNがBCL短波ラジオおすすめ比較1位。DSPの進化を重ねた中華BCL短波ラジオのTECSUNがソニーの背中を捕らえ、そしてついに超えたのです。
BCL短波ラジオのおすすめ比較2位はATS-405。外部アンテナ端子、SSB受信、同期検波などの機能があればBCL短波ラジオのおすすベストバイの力はあります。BCL短波ラジオのおすすめ比較3位はICF-SW7600GRで、DE1103-DSPが4位です。
BCL短波ラジオの現在は中華ラジオが中核
BCL短波ラジオは1970年代を席巻したBCLブームの際には、ソニーや松下電器産業(現パナソニック)といった大手電機メーカーが発売する高級ラジオでした。BCL短波ラジオは中波帯から短波帯までの広帯域に加え、FMラジオ放送帯まで受信できる多機能ラジオだったのです。
BCL短波ラジオは一般的なAM/FMラジオに比べて格段に高価でしたが、BCLブームに乗って当時は飛ぶように売れていました。しかし、1980年代にBCLブームは終焉。各メーカーはBCL短波ラジオから撤退していったのです。
そして、いま国内メーカーでBCL短波ラジオを製造し続けているのはソニーだけ。その代わりに台頭してきたのが中国製のBCL短波ラジオです。いわゆる中華ラジオと呼ばれるもので、現在のBCL短波ラジオ市場の中核をなすほどに成長しています。
BCL短波ラジオの現在とおすすめポイント
中華BCL短波ラジオは5,000円程度の入門機から3万円以上の高級機まで、各社豊富なラインアップを誇っています。BCL短波ラジオ選びのおすすめポイントを挙げていきます。
名機と呼ばれる往年のBCL短波ラジオは、アナログチューニングを採用。受信音を聞きながらダイヤルを回して、放送波を浮かび上がらせていく操作がBCL短波ラジオの魅力でした。
現在のBCL短波ラジオの多くは、周波数表示にデジタル方式を採用。多くの中華性のBCL短波ラジオは狙った周波数にピッタリ合わせられるようになっています。
BCL短波ラジオおすすめポイントに感度調節機能
BCL短波ラジオの現在では周波数表示があいまいな、指針式やダイヤル式の古い短波ラジオはベテラン向けです。古い短波ラジオはBCLビギナーにはおすすめできません。
短波放送は広い範囲に割当てられているので、3.9~21MHzを連続受信できるBCL短波ラジオがおすすめです。安価なBCL短波ラジオだとスペック上は連続受信できていても、実際は「放送バンド」だけをカバーして、歯抜けになっている場合があります。こうしたBCL短波ラジオでは、放送バンド外にある、怪しげな地下放送や暗号放送が聞けません。
BCL短波ラジオは弱い電波を聞きやすくするための機能があるのかも大切。BCL短波ラジオの受信状態を変える「感度調節」機能や混信を減らす「選択度切替」「同期検波」「SSBモード」といった機能もおすすめポイントです。特に夜間は隣接周波数との混信が発生しやすいので、BCL短波ラジオのこれらの機能は効果的に機能します。
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■「中華ラジオ」おすすめ記事
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ソニーのラジオを超えたTECSUN「PL-880」
ラジオライフ編集部
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