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キップを2枚に分ける節約術「分割キップ」とは

東海道・山陽新幹線のほか、3月から東北・上越新幹線などでもSuicaをはじめとする交通系ICカードが利用できるようになり、その便利度はアップする一方です。一方、紙のキップを利用しないと難しい、JR運賃を節約するテクニックも残っています。そのひとつが、途中でキップを2枚に分けて料金を節約する「分割キップ」です。


キップを2枚に分ける節約術「分割キップ」とは

料金が上がる直前で分ける分割キップ

JR各社の乗車券は通常、出発駅から目的駅まで1枚で買う方が割安になります。これは、JRの運賃は長距離になるほど1kmあたりの料金が安くなるためです。しかし、ある条件を満たす場合、乗車券を途中で区切り2枚に分けた方がおトクになるケースがあります。

この方法を使うには、Suicaなどの交通系ICカードでは実際に区切りの駅で改札を通過して下車・乗車を行わなくてはなりません。しかし、印刷された乗車券を利用する場合、2枚の乗車券が連続していれば区切りの駅で降りなくてもOK。特急や快速などで通過する駅で区切っても大丈夫です。

それでは、どうした場合にキップを2枚に分ける分割キップにするとおトクなのでしょうか。ひとつは、JR運賃の値上がり幅を利用するもの。JR運賃は「3kmまで」「3~6km」のように階段状に上がる運賃が仕組みで、値上がりする寸前でキップを区切ることで安くなるケースが出てくるのです。

分割キップは大都市駅の特例を利用

例えば、東京駅~静岡駅の場合、1枚の乗車券にすると3410円ですが、東京駅~草薙駅・草薙駅~静岡駅のようにキップを2枚に分けると「3080円+190円」の合計3270円となり、140円割安となります。ただし、この方法は100km未満と600kmを超える場合はあまり効果的ではなく、100~600kmの距離で利用するとおトクです。

そして、キップを2枚に区切ると分割キップが割安になる可能性が出てくるのが、東京23区と大阪市など政令指定都市11市が発着いずれかに含まれるパターン。この場合、201km以上になると料金計算の特例で23区内、あるいは11市内発着の運賃はJR各社が設定する「代表駅」を利用したものとみなして計算されます。

代表駅の設定は、東京都庁や各市役所の最寄り駅とは限りません。例えば、東京23区内であれば新宿駅ではなく東京駅、横浜市内は関内駅ではなく横浜駅、神戸市内は三ノ宮駅ではなく神戸駅がそれぞれ代表駅になります。


分割キップは代表駅をうまく活用する

この特例が存在するため、蒲田駅~浜松駅でも東京駅~浜松駅で運賃を計算し4510円となるため割高になってしまいます。そこで、蒲田駅~川崎駅・川崎駅~浜松駅のようにキップを2枚に区切る分割キップで、料金を割安に済ますことができるのです。

川崎駅は川崎市内にありますが、JRの運賃計算上は横浜市内扱いとなり、川崎駅~浜松駅の運賃は横浜駅~浜松駅と同じ4070円。これに蒲田駅~川崎駅の運賃190円を加えると合計4260円となり、蒲田駅~川崎駅を1枚の乗車券にするより250円割安になります。

ちなみに、発着駅が東京23区内・大阪市内などに含まれているかどうかは、駅ホームにある駅名表示の看板端にも小さく書かれています。例えば、東京23区内であれば「区」、横浜市内は「横」、京都市内は「京」といった具合です。

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