新聞紙とビニール袋で寒さをしのぐサバイバル術
東京都の全世帯に配布されているのが『東京防災』。地域ごとの防災マップと防災冊子がセットになった冊子です。防災の知識や実践的なテクニックが多数掲載されていて便利なのですが、イラストばかりでイメージしにくいのがやや難点といわれています。そこで、3つのサバイバル術を実際に試してみました。
新聞紙は手軽な保温グッズになる
『東京防災』に掲載されている手軽に暖が取れる方法が、新聞紙とビニール袋を使ったサバイバル術。被災時は、体を温めることで延命率が変わることもあります。そんな時、新聞紙は最も手軽な保温グッズになるのです。
体に巻き付けても、靴下代わりにしても良し。ビニール袋に入れれば、効率良く暖が取れます。大きめのゴミ袋に、くしゃくしゃにした新聞紙を入れるだけ。保温効果はバッチリです。
ペットボトルを簡易ランタンにするサバイバル術も掲載されています。懐中電灯とペットボトル2本を組み合わせると、ランタン代わりに使えるのです。片方のボトルは上部を切って懐中電灯をセットします。
単3形乾電池を単1形に変換する
懐中電灯のスイッチを入れたら、水を入れたペットボトルをその上に載せるのです。すると、懐中電灯の光がペットボトルの水で拡散して、優しい光が周囲に広がります。スマホのライトを代用してもOKです。
『東京防災』には乾電池の大きさを変更するサバイバル術も掲載されています。災害時には単3形乾電池以外のサイズが、入手しにくくなるもの。ここで困るのが、単2形仕様のラジオなどを使いたい時です。
実は、日本の単1形・単2形・単3形・単4形といった乾電池は、電圧はいずれも1.5V程度。大きさは単なる容量の違いでしかありません。そこで、タオルを単3形乾電池に巻き、直径を2.6cmにすると単2形に代用可能。単1形乾電池に変換する場合は、直径を3.4cmにしてアルミホイルなどで高さを合わせるとよいでしょう。
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