空き巣被害は一戸建てと共同住宅どっちが多い?
ひとくちに空き巣被害といっても、侵入手口は実に多彩。空き巣は、狙った家の防犯レベルに応じて、最も攻略しやすい部分を見つけ出して、適切な道具を選んで侵入を試みます。そんな空き巣被害の実際の侵入手口を知ることは、防犯対策をしていく上ではとても重要といえるでしょう。

空き巣被害全体の件数は減少傾向
警察庁が毎年発表している「犯罪情勢」には、空き巣被害の住宅形態や侵入手口が記載されています。まず空き巣でどんな場所が狙われるのかといえば、半数以上が一戸建てです。
次いで3階以上共同住宅、4階以上共同住宅と続きます。全体的に空き巣被害の件数は減少傾向ですが、一戸建住宅に比べて共同住宅の空き巣被害が減少。とりわけ、4階建以上共同住宅の空き巣被害が大きく減っています。
一戸建ては住宅件数自体が多いこともありますが、空き巣被害を10万戸当たりで見てみると、4階建以上共同住宅が27件、3階建以下共同住宅が87件であるのに対して、一戸建住宅は110件という数値。一戸建ては空き巣被害に遭いやすいのです。
空き巣被害は無締りが上昇傾向
空き巣被害の侵入手口を見てみると、第1位がガラス破りで第2位が無締りです。ガラス破りが約11,000件、無締りが約10,000件とかなり拮抗。しかも、無締りの占める割合は年々、上昇傾向にあります。
空き巣の侵入手口の無締りとは文字通り、カギをしていなかったために侵入されたということ。一戸建てでは、窓の無締りが圧倒的に多いのですが、共同住宅では玄関と窓の差は縮まり、4階以上共同住宅では玄関のほうが多くなります。
とはいえ、無締りとされている被害の中には、警察や被害者が気付いていない手口で侵入された可能性も捨てきれません。無締りの影に知られざる新たな空き巣被害の解錠手口が潜んでいる可能性もあるのでした。
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ラジオライフ編集部

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