自転車の鍵はボルトカッターで簡単に切断できる
通勤、通学、買い物とお手軽に利用する自転車。しっかり鍵をかけ、タイヤにもワイヤーキーをかけたのに盗まれた…なんて経験をした人も多いでしょう。そこで使われる手口というのが、ボルトカッターの悪用なのです。自転車の鍵がボルトカッターで切断できるか検証しました。

自転車の鍵をボルトカッターで切断
ボルトカッターは本来、固着して外せなくなったボルトや、飛び出して危険な鋼材などを切断するために使用するアイテムです。が、テコの原理を利用して、小さな力で太い径の鋼材を簡単に切断する威力に窃盗犯は目をつけたのでしょう。
U字、チェーン型問わず、大部分の自転車の鍵は簡単に破壊されてしまいます。特にレースタイプの高級車に乗ってる人は注意しましょう。ボルトカッターの実勢価格は、大きめのサイズで6,000円、小さめで3,000円ほどです。
さっそく、自転車の鍵がボルトカッターで切断できるかを検証してみます。まずは自転車のワイヤー錠から。ワイヤーをボルトカッターの刃先の奥の方までしっかり咥えさせます。その後、柄の端の方を握り閉じる力で簡単に切断できました。
窃盗犯が最も苦手とする自転車の鍵
続いて、よく自転車のサドル下の後輪に設置されている馬蹄錠で試してみます。切断方法はワイヤーと同じ。力が入りにくい場合は膝を支点にテコの原理を利用すると、簡単に切断できてしまいました。
窃盗犯が最も苦手とする自転車の鍵が「Kryptonite New York」だ。クリプトニウムという素材を使用しており、ボルトカッターでも切断が困難といわれています。
実勢価格は20,000円と高価ですが、愛車を守る自転車の鍵としては必須アイテムです。
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