駐車監視員による取り締まりで駐禁が確定する時間
駐禁を2人1組で取り締まりすることが多い駐車監視員の仕事は実にシステマティックです。違反車両を見つけると、まず1人目の駐車監視員がデジカメで証拠写真を撮影。もう片方の駐車監視員が違反車両が止めてある住所や違反名などを端末に記録します。このとき、駐禁が確定する時間を調べてみました。

駐車監視員による駐禁が確定する時間
駐車監視員は端末に情報を入力すると、印刷機でステッカーを出力して放置車両に貼付。最後に、その様子を1人目の駐車監視員がデジカメで撮影すれば駐禁の確認作業完了となります。そこで、駐車監視員にこっそり密着して駐禁取り締まりが確定する時間を確認しました。
駐車監視員はビルの前で駐車中のトラックを発見。トラックを見つけるや否や、駐車監視員はさっそく駐禁の確認作業を始めました。1人の駐車監視員が巻き尺を使って駐禁の違反状況を測り始めると、もう1人は携帯端末に情報を入力します。しかし、しばらくすると運転手が登場。そそくさと中に乗り込んでトラックを移動させてしまいました。
今度は交差点付近で停車中のトラックを発見。先ほどと同じ役割で駐禁の取り締まりを始めた駐車監視員の2人でしたが、同様に運転手が戻ってきてトラックを移動させてしまいました。
駐車監視員による駐禁確定時間が判明
その後、しばらく歩いた所で駐車監視員はシルバーの軽ワゴンを発見。駐車監視員はそのまま駐禁の確認作業を始めました。心なしか先ほどよりも駐車監視員の体の動きが俊敏。測量やデータ入力をテキパキと終えた駐車監視員2人は、駐禁ステッカーの印刷の準備に入りました。
そして、軽ワゴンを背に駐車監視員が何やら話し始めたその時、運転手が車内へ乗り込み、あっという間にクルマを移動させてしまったのです。駐車監視員2人は来た道を戻り始めました。
少し歩くと、今度はBMWを発見した駐車監視員が駐禁の確認作業。一連の作業を終え、駐車監視員はついに駐禁ステッカーの印刷作業に入ります。そして、駐禁ステッカーの出力が終わり、フロントガラスにそれが貼られました。
駐車監視員は最後の作業である駐禁ステッカーが貼られた状態の写真も撮影。この後には運転手が戻ってきて、怒りの表情で駐禁ステッカーをはがしていました。
このように、駐車監視員による駐禁の取り締まりが確定する時間は、確認標章(黄色い駐禁のステッカー)を貼られた後はアウト、貼られる前に戻ればセーフということが判明しました。とはいえ、放置車両は取り締まりの対象。交通の妨げとなる違法駐車はやめましょう。
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ラジオライフ編集部

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