レーダー探知機で今注目すべき最新トレンドは?
レーダー探知機は、そもそもはレーダー式の速度自動取り締まり装置を事前に察知するために登場したカーアイテム。そこにGPS機能を搭載して、LHシステムなどループコイル式にも対応したのがGPSレーダー探知機です。そんなレーダー探知機で押さえておくべき最新のトレンドを見ていきましょう。

レーダー探知機は速度規制に対応
その昔、オービスと呼ばれる速度自動取り締まり装置はレーダー式が主流。レーダー探知機で事前にオービスを察知することができました。しかし、その後はLHシステムなどループコイル式への置き換えが進行。位置情報でドライバーに警告をするGPSレーダー探知機が主流となっています。
そんな中、2017年11月1日から新東名新静岡IC~森掛川IC間、そして12月1日からは東北道花巻南IC~盛岡南IC間の速度制限が110km/hに引き上げられました。
これに対応して、レーダー探知機は同区間内を通過する際には最高速度を「110km/h」と表示。また、110km/h区間と100km/h区間の境目となる地点では、速度制限が変わることを知らせてくれる機能も搭載しています。
このほか、レーダー探知機は生活道路で時速30キロに速度規制される「ゾーン30」にも対応。このような一部区間での速度規制の引き上げや引き下げなど、新しい交通規則への対応を求められるのがレーダー探知機のトレンドといえるでしょう。
レーダー探知機はレーザー未対応
一方で、埼玉県や岐阜県に新しいタイプのレーダーを使った新型オービスの定置タイプ(SWSS)が登場するなど、レーダー探知機としての対応もまだまだ必要です。実際、センシス社製のSWSSは通常のレーダーとは周波数帯が異なっています。このため、従来のレーダー探知機では事前察知することはできません。
コムテックとユピテルのレーダー探知機は一部の2017年モデルから、GPSによる警告に加えこの新しい周波数帯を受信できる製品をリリース。同じくセンシス社製の可搬タイプ「MSSS」による速度取り締まりも目撃されているため、これらの周波数帯への対応がこれからのレーダー探知機には必須でしょう。
さらに、新型オービスでは半可搬式と可搬式に「レーザー式取り締まり機」を導入。全国で実際に速度取り締まりが行われていることが報告されています。現状、国産レーダー探知機に関してはレーザー式へは未対応。レーダー探知機がレーザー式にどう対応していくのかが注目されるところです。
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ラジオライフ編集部

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