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スピード違反の取り締まり場所は公開情報をチェック

スピード違反の取り締まりというとオービスによる「無人式」が思い浮かびますが、実際の検挙件数は警察官が現場で直接取り締まりを行う「有人式」がほとんどです。場所が固定されている無人式と違い、有人式のスピード違反取り締まり場所は神出鬼没というイメージがあります。しかし、有人式のスピード違反の取り締まり場所は公開情報をスマホで確認できるのです。


スピード違反の取締り場所はスマホで確認できる


スピード違反の取り締まり場所が公開

スピード違反取り締まりの検挙件数は有人式が9割以上を占めています。スピード違反取り締まりの内訳はいわゆるネズミ捕りと呼ばれる「定置式」と、パトカーが後方から違反車を取り締まる「追尾式」がほぼ半々です。

無人式のオービスによるスピード違反取り締まりであれば設置場所が固定されているため、オービスアプリやカーナビが注意喚起してくれます。しかし、有人式のスピード違反の取り締まりはいつどこで行われているか場所が基本的にはわかりません。

そこで参考になるのが、各都道府県警が毎月公表しているスピード違反の取り締まり場所の公開情報、いわゆる「公開取り締まり情報」です。実際にスピード違反取り締まり場所の公開情報をホームページで確認してみると、実はかなり詳細な場所まで掲載されています。


スピード違反取り締まりの場所一覧

例えば、警視庁のホームページでスピード違反取り締まり場所の情報が載っているのは「交通安全」コーナーにある「交通指導取締り」の「公開交通取締り」ページです。「速度違反取締実施場所一覧」がPDFファイルで掲載。スピード違反取り締まり場所の情報はスマホ版も公開されています。

この一覧に記載されているのは、スピード違反の取り締まり場所の行政区と実施路線名、実施場所、所属警察署。スピード違反取り締まり場所の具体例を見てみると、千代田区の清洲橋通りであれば、千代田区東神田3丁目付近で万世橋警察署が実施することがわかります。

さらに、同ページには「交通違反重点取締場所一覧表」も掲載。「進路変更による事故の発生が懸念されるほか、取締り要望もあるため」といった取り締まり理由とともに、具体的な場所を交差点名で記載しています。


スピード違反取り締まり場所と時間を公開

ほかの警察本部のホームページでも、スピード違反や交通違反の取り締まり場所の公開情報が掲載されています。大阪府警のホームページでは「各警察署等の速度取締指針」を見ると、各警察署のスピード取り締まり場所として重点路線と重点時間帯を公開。信号無視や歩行者妨害の取り締まり場所や時間帯も公開されています。

福岡県警のホームページも、大阪府警のように各警察署の「交通指導取締り指針」でスピード違反の重点取り締まり場所と時間帯を公開情報で確認可能。愛知県警のホームページでも「速度等取締指針」が掲載されていて、スピード違反取り締まり場所の路線と地域、時間帯が公開されています。

スピード違反取り締まりの場所の公開情報は基本的にはスマホでも確認可能で、愛知県警はスマホ版も用意されていました。ただし、福岡県警は「モバイルサイト」を選ぶと、交通取り締まりのお知らせが更新されておらず公開情報が表示されないので注意が必要です。

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