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「Nシステム」簡易型と警視庁仕様で何が違う?

犯罪捜査用としてさまざまな道路上に設置されている警察の監視カメラが「Nシステム」です。Nシステムは、通過車両のナンバーを自動で読み取り、手配車両データベースとリアルタイムで照合しています。そんな警察の自動車ナンバー自動読取装置「Nシステム」の最新端末を見ていきましょう。


ナンバー自動読取装置「Nシステム」最新端末

Nシステムは人員によらず交通検問

警察庁では自動車盗や自動車を用いた犯罪に対処するためとして、人員によらず交通検問を実施できる「自動車ナンバー自動読取装置」、いわゆる「Nシステム」を1986年度から整備しています。

当初、警察はNシステムは公には存在しないとしていましたが、2015年6月の国会衆議院法務委員会で、警察庁刑事局長が国費で設置した端末が1,511式で、それに準ずるものを都道府県で179式、合計1,690式の存在を認めています。

さらに、Nシステム端末は2000年代に入ってからは都道府県がそれぞれ設置を開始。名称は「車両捜査支援システム」(警視庁)、「悪質重要事件捜査支援システム」(大阪府警)、「緊急配備支援システム」(宮城県警)などさまざまです。

これらは総称して「簡易型Nシステム」と呼ばれています。簡易型Nシステムは“高度化”された小型のもので、今ではさまざまな場所で見かけるようになりました。

警察庁仕様と簡易型Nシステムの端末

主な現行のNシステム端末を見ていきましょう。現時点で警察庁仕様のNシステム端末の最新機種は、パナソニックモバイルコミュニケーションズの「Ⅶ」(第7世代)で、第5世代端末の更新に使われています。

三菱電機の警察庁仕様のNシステム端末「Ⅵ」(第6世代)は2009年度補正予算で638式を獲得した際、増設で調達されたものです。

同じく三菱電機の「MC1」は警察庁仕様の第6世代端末と同じ筐体を利用した簡易型Nシステム。パナソニックモバイルコミュニケーションズの簡易型Nシステム端末「P5」は「P4」とほぼ同じですが、コンポーネント周辺にカバーが装着されています。

日立製作所の簡易型Nシステム端末「H3」は、高い秘匿性を実現していた「H1」を、さらに小型化した現行機種。富士通の簡易型Nシステム端末「F4」は、赤外線LEDパネルが上下で少し角度を変えてマウントしてあり、ワイドな照射で2車線をカバーします。

住友電工システムソリューションの簡易型Nシステム端末「S1」はこの手の機種としては珍しく、筐体右側面にメーカー名が書かれた銘板を装着。日新電機の「NS3」は、ここ数年急速にシェアを拡大している電気機器メーカー(住友グループ)の簡易型Nシステム端末の最新機種です。(文/dumpthecore)

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