「レーザー式」の固定オービスの価格が判明した
可搬式の新型オービスで話題の「レーザー式」ですが、大阪では固定式のオービスにもレーザー式が登場しています。一見するとループコイル式やレーダー式のオービスに似ているものの、速度測定にはレーザー式が採用されているのです。はたして、レーザー式の固定オービスは1台いくらするのでしょうか。
レーザー式オービスが相次いで設置
速度違反を自動で取り締まる「オービス」には、これまで2種類のスピード測定方式がありました。ひとつは10GHz帯の電波を使う「レーダー式」。もうひとつが、道路下に埋め込まれたコイルを利用する「ループコイル式」です。
レーダー式のオービスは、三菱電機と松下通信工業(現パナソニックモバイルコミュニケーションズ)が製造していましたが、両社ともオービス事業からすでに撤退。レーダー式オービスは撤去が進んでいます。
一方、ループコイル式は地面に一定間隔で2個のコイルを埋め込み、その間の通過時間からスピードを割り出すもの。こちらは東京航空計器が製造していて、現行モデルは「LHシステム」です。
そして現在、これらレーダー式ともループコイル式とも違う「レーザー式」のオービスが、大阪で相次いで設置されています。
レーザー式オービスは1台2750万円
大阪府の資料を見ると、2017年に豊中署とほか1か所のオービス設置について、東京航空計器と契約しています。そして、契約理由のなかで大阪府は「接近する車両の位置をレーザースキャンセンサーで追尾することにより速度を計測し、速度違反車両を自動的に撮影し」と書いています。
これらのオービスが明らかに、レーザー式であることがわかります。気になる金額は約5500万円で、1台あたりにすると2750万円になります。
東京航空計器の場合、全国各地で導入が進んでいる可搬式オービス「LSM-300」でも速度計測にレーザー式を使っています。今後のレーザー式オービスの動向から目が離せません。
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