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通行料免除の救急車がETC車載器を付けている理由

高速道路を走っていると、救急車が赤色灯を回しサイレンを鳴らしながらETCレーンを通る光景をときどき見かけます。また、場所によっては救急車専用の特別出口を設けているところも。こうした際、救急車のETC料金はいったいどう計算しているのでしょう。NEXCOに聞いてみたところ、意外な事実がわかりました。


通行料免除の救急車がETC車載器を付けている理由

ETC車載器付きの救急車が増えている

救急車は、急患の元へ向かいその患者を病院まで搬送する間は、赤色灯を回しサイレンを鳴らすことを条件に「緊急自動車」扱いとなります。そして、高速道路で料金を徴収する根拠となる「道路整備特別措置法」でも、緊急自動車は通行料金を免除すると決められています。

そして、患者を病院まで搬送する救急車に関しては、救急拠点病院の近くに設置された「救急車退出路」も利用可能です。この退出路は通常は錠前がかけられ通行できず、救急車が到着する際のみ解錠して利用する仕組みになっています。

このように、緊急走行時は料金免除で専用出口まで用意されているとなると、救急車にETC車載器をわざわざ装備する理由もなさそうに思えます。しかし、実際にはETC車載器付きの救急車が各地で増えています。その理由は「料金所の通過時間を節約する」ためなのです。

救急車に緊急走行用のETCカード発行

1分1秒を争う救急搬送では、料金所の一般レーンで無料通行の手続きに時間がかかると、患者の生死に関わるケースも出てきます。そこで、高速道路沿道の消防署では、救急車にETC車載器を装備するケースが増加。また、佐賀県や長崎県では県内全域で救急車のETC利用を進めることを決めました。

ETC車載器搭載の救急車は、NEXCO3社などと契約を結び、緊急走行用のETCカードを発行してもらい利用しています。一般のETCカードと違い、通行料金の精算ではなく料金所通過のためだけに活用される、特別なETCカードといえるでしょう。

また、NEXCO東日本では救急車に料金の特例を設けていることもわかりました。それは、救急搬送を終え一般走行で帰る際も料金無料というもの。NEXCO東日本によると「救急搬送の帰りは一般道を通ってくれ、というのは申し訳ない」という理由で、無料措置をとっているのです。

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