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AMラジオがなくなる?話題の「FM補完放送」とは

民放のAMラジオが全部FMになってAMラジオがなくなる…最近、そうしたニュースが話題になりました。日本各地のAMラジオ局は、すでにFMでも同時送信していて、これをFMだけにしてしまおうというものです。これは「FM補完放送」と呼ばれるもので、民放のAMラジオ局すべてがFM放送を行っています。


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AMラジオがなくなる?話題の「FM補完放送」とは

AMラジオ局はすでにFMで放送中

AMラジオ局がFMでも放送しているのは「FM補完放送」と呼ばれるものです。これは、AMラジオが使う中波帯の電波が、都市部では電子ノイズ等で聞きづらくなってきたことから、その対応としてVHF帯を使うFMラジオで同時送信を始めたものでした。

もちろん、都市部であっても屋外の外部アンテナを用意し、アース対策をバッチリ行えばAM放送を聞くことは十分可能。とはいえ、そこまでしてAMラジオを聞きたい人は、一部のマニアに限られるでしょう。

当初、関東広域エリアで始まったFM補完放送は全国に拡がり、今は民放のAMラジオ局すべてが放送を行っています。元からのFMラジオ局と同じワイドFMで放送するためAMラジオと比べ音質もよく、AMよりFMという人も多いのではないでしょうか。

送信所の維持コストが高いAMラジオ

元々AM放送を補うために始まったFM補完放送ですが、ここへ来て状況が変わりつつあります。というのも、日本民間放送連盟(民放連)が総務省へAMラジオ局をすべてFM放送へ一本化したい、という要望を出したのです。

民放連加盟のラジオ局がAM放送を止めたい理由はいくつかありますが、一番大きいのが送信のために大型アンテナが必要なことです。多くのAMラジオ局は河川敷や海岸など広い敷地に高さ100m以上あるアンテナを立てていますが、維持コストだけでもばかになりません。

FMラジオの場合、見通し距離しか受信できないため高い位置から送信する必要がありますが、アンテナ自体はコンパクトで済みます。平野部でも東京スカイツリーのような高い電波塔があればOKです。


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FMは東京スカイツリーからの送信

しかし、AMラジオを直ちに止めてしまうと問題が起きてしまいます。それは、今のところFM補完放送はあくまでも「補完」なので、放送エリアすべてをカバーしていないことです。例えばTBSラジオの場合、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県が放送エリアですが、FMは東京スカイツリーからの送信のみ。これでは4都県すべてをカバーしきれません。

「元からのFM局はどうなの?」という疑問が湧きそうですが、TBSと同じ東京にあるFM東京の場合、サービスエリア自体が東京都のみ。それでも、八王子や八丈島などに中継局を置き、東京都全体をカバーしています。

ラジオ局がAM放送を止めるためには、まずFM中継局の増設が欠かせません。また、NHKは法律でAMラジオ放送が義務づけられているほか、放送エリアが広い北海道や短波帯のラジオNIKKEIはそのまま続ける可能性が高く、AMラジオ自体がなくなることは当分ないでしょう。

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