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生産終了となった最後の日本製BCLラジオの性能

「ICF-SW7600GR」は、ソニーが2001年から2018年初頭まで販売していた“最後の日本製BCLラジオ”で、世界中のBCLに愛された機種でした。バランスの取れたBCLラジオの標準機として、生産終了後はさらに人気が上がっています。バランスの取れた国産BCLラジオの最終型といわれるICF-SW7600GRの性能を見ていきましょう。


生産終了となった最後の日本製BCLラジオの性能

ICF-SW7600GRにはソニー伝統の同期検波

ICF-SW7600GRのフロントパネルはシンプルで、周波数入力は直接入力とアップ/ダウンボタンのみ。選局ダイヤルはありません。短波帯放送バンドの切替えも「AM BAND」ボタンを押下しながらアップ/ダウンボタンを1回ずつ押して送るという、少々手間のかかる操作になっています。

AMモード時の選択度となる帯域幅は4kHzに固定されており、混信排除能力はいま一つ物足りません。その代わり、ソニーBCLラジオ伝統の同期検波(SYNC)を搭載して、混信を排除します。

同期検波は、上下いずれかのサイドバンド(側波帯)に混信が発生している場合、例えば、上側のサイドバンドが混信を受けている時は、低い側のLSBを選択するとCWの混信などがスッーと消えて、音声が浮き上がってくることがあります。同期検波は、他の機種には装備されておらず、ICF-SW7600GRの最大のメリットです。

ICF-SW7600GRに十和田オーディオの技術

ICF-SW7600GRには、3.5㎜の外部アンテナ端子が付いているので、BCLに人気の高利得アクティブアンテナ、イギリス・Wellbrook社の「ALA-1530N」を接続してみました。すると無段階式のアッテネーターで感度を抑えても、混変調を起こしてしまい受信不能に陥ってしまったのです。

外部アンテナは利得の小さいパッシブ型、Field-antの「MK5212」やApexRadioの「303WA-2」、第一電波工業「D303」などを使用した方がいいでしょう。

なお、ソニーの室内ループアンテナ「AN-LP1」(生産終了品)を制御するために、外部アンテナ端子にはDC4Vが出ています。アンテナによっては、これが悪さをすることがあるので、覚えておいて下さい。

音声出力は0.38Wとあまり大きくありませんが、音質は中華ラジオに比べると最も良い感じです。ラジオマニアならご存じの通り、ICF-SW7600GRにはソニーのBCLラジオを設計・製造してきた、十和田オーディオの技術が使われているからです。

ICF-SW7600GRの受信周波数は150~30000kHz/76.0~108.0MHz、AM受信ステップは1/5kHz、FM受信ステップは0.5MHzです。音声出力は0.38W、サイズ/重さは191W×122H×32Dmm/624g。中古価格は35,000円となっています。

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