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「回数券」のように使える交通系ICカードは?

在宅ワークが急速に広がったことで、会社に出勤する回数が減った人は少なくないはず。そこで、通勤回数が減り「定期券はもったいない」という人も多いでしょう。交通系ICカードのなかでも、関西で使われるICOCAとPiTaPaには、そうした少ない乗車回数向けの割引サービスがあるのです。


ICOCAとPiTaPaの「回数券風」割引サービスとは

ICOCAとPiTaPaには「利用回数割引」

数ある交通系ICカードのなかで、JR西日本と近鉄が発行する「ICOCA(イコカ)」と関西地区を中心とした私鉄各社が発行する「PiTaPa(ピタパ)」には、他のカードと違う特徴があります。それは、ICOCAやPiTaPaには利用方法により回数券と同様のサービスを受けることができる点です。

一般的な回数券は、同じ利用区間や料金の乗車券をまとめて購入すると割安になるもので多くの鉄道・バス会社が発売しています。いまのところ交通系ICカード自体に回数券を搭載する機能がないため、利用するには印刷された回数券を購入するしかありません。

しかし、交通系ICカードには利用履歴を記録する仕組みがあるため、ICOCAとPiTaPaはこれを利用して「利用回数割引」を行っています。同様の割引は、全国相互利用対応のカードに限ると他には、Suica・PASMOがバス限定で行う「バス特」のみで、ICOCA・PiTaPaならではのサービスといえます。

利用回数割引は各社別々にカウント

ICOCAの場合、JR西日本発行のICOCAで同社路線に乗車すると、1か月間の利用回数が11回以上を超えた分の運賃について「ICOCAポイント」として10%還元されます。貯まったICOCAポイントについては、自動券売機でICOCAチャージ金額へ充当して利用する仕組みです。

一方、PiTaPaの利用回数割引は各鉄道・バス会社路線の1ヶ月間の利用回数が一定回数を超えると、それ以降の運賃自体が割引になります。利用回数は鉄道・バス会社ごとに別々にカウントされ、阪急電鉄に6回・阪神電鉄に5回乗車したので合計11回とはならないので注意が必要です。

また、利用回数や割引率についても各社鉄道・バス会社ごとに設定されており、例えば阪急電鉄の場合は11回~30回が10%で31回目以降は15%割引、南海電鉄では11回目以降が10%割引となっています。JR西日本についても、PiTaPa利用の場合はポイント還元ではなく11回目以降が10%割引です。


利用回数割引はPiTaPaを選ぶとトク

回数券とICOCA・PiTaPaの利用回数割引を比較した場合、回数券は11枚綴りで10枚分の料金が一般的で、割引率を計算すると約9.1%。利用回数割引でこの割引率を超えるためには、同一区間に毎月110回以上乗車、あるいは11回目以降に長距離乗車を集中させる…といった非現実的な方法でないと無理です。

一方、利用回数割引は回数券と違い利用区間を決める必要がないため、同じ会社の路線を繰り返し利用すれば割引対象になるというメリットがあります。例えば、四日市市内に住み津へも松阪へも近鉄を利用するという人であれば、両方への乗車回数がまとめてカウントされるため便利です。

なお、近鉄についてはICOCAとPiTaPaの両方を発行していますが、ICOCAの方には利用回数割引が適用されません。そこで、なるべく現金チャージで利用したいという人以外は、ICOCAではなくPiTaPaを選んだ方がおトクといえます。

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