新幹線の「グランクラス」に格安で乗車する方法
JR東日本では、2011年から同社の新幹線にグリーン車より贅沢なシートとサービスを備えた「グランクラス」を用意しています。JR東日本のグリーン車では廃止されたアテンドサービスが、グランクラスではより贅沢な形で復活しましたが、その分料金はかなり高め。はたして、格安でグランクラスに乗る方法はないのでしょうか。

12席しかないグランクラスは高額料金
JR東日本の東北・上越・北陸新幹線とJR北海道の北海道新幹線には、普通車・グリーン車よりさらに上のクラス「グランクラス」という座席があります。グランクラスは航空便でいえばファーストクラスにあたり、普通車であれば1列5席のところが1列3席で革張りなど、ぜいたくな作りです。
1列車に12席しかない豪華なグランクラスは、料金も高額となっていて、東京駅~新函館北斗駅まで乗車した際のグランクラス料金は1万6420円。さらに運賃1万2100円と自由席特急料金10800円が必要で、合計すると3万9320円にもなります。
豪華な座席だけでなく、多くのグランクラス車両ではドリンク飲み放題などを含む車内アテンドサービスも提供。このサービスのない車両を選ぶと、グランクラス料金が割安になるのです。該当車両は「やまびこ」「なすの」「とき」「あさま」「かがやき(長野発着のみ)」に設定があります。
グランクラスへのアップグレード料金
東京駅~仙台駅間で、アテンドサービスありとなしのグランクラス料金を比較すると、アテンドサービスありが9430円に対し、なしのケースでは7340円と2000円以上割安。ただし、アテンドサービスだけでなく車内販売も行わない列車もあるため注意しましょう。
さらに、グランクラスをよりお手軽に利用できる「ふらっとグランクラス」という切符も発売中です。こちらは「なすの」「とき」「あさま」のアテンドサービスなし車両向けで、JR東日本の予約サイト「えきねっと」限定で乗車前日まで購入可能となっています。
ふらっとグランクラスは片道利用もOK。片道価格は同じ区間のグリーン車利用より1500円高い設定で、500円分のキオスク「NewDays」で利用できる商品券もセット。つまり、実質1000円の追加でグリーン車からアップグレードできるため、グランクラスに試しに乗車したい人に最適でしょう。
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ラジオライフ編集部

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