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私鉄の列車無線は鉄道会社の個性がおもしろい

国鉄(日本国有鉄道)を起源とするJRグループに対し、私鉄の路線網は地域密着型。その運行を守るために、私鉄各社は列車無線を導入しています。複数の路線を持つ大手私鉄には数波の周波数が割当てられ、複信式や半複信式を採用。中小私鉄には1波のみで、単信式になっています。


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私鉄の列車無線は鉄道会社の個性がおもしろい

列車無線で乗客トラブルの通話

複信式や半複信式の私鉄の列車無線は、JRのA/Bタイプと同じように指令側の周波数を受信します。しかし、鉄道会社によっては列車側の音声が指令側から再送信されていない場合があります。こうなると、列車側の周波数を受信しないと通話内容が分かりません。

2つの電波を1台の受信機で聞く際は、周波数シフト機能を使います。メモリーしている指令側の周波数に、列車側の周波数をオフセット周波数として登録しておく方法です。2波を切り替えながら受信します。

都市部に路線網を広げる大手私鉄のように、運行本数が多く、直通運転を頻繁に行っていると、列車無線で乗客のトラブルやダイヤ乱れなどの通話が高頻度で聞こえてきます。ところが、ローカル私鉄になると出庫時の通話試験以外、その日は全く通話が無いということさえあります。

列車無線でロマンスカーの空席

ひと口に私鉄といっても、車両・ダイヤ・沿線の状況など、各社それぞれの特徴があります。それは列車無線の通話内容にも如実に表れます。看板列車として「特急ロマンスカー」が有名な小田急電鉄。ここでは、後続のロマンスカーに空席があると、列車無線で車掌に案内を促します。

プロ野球球団「埼玉西武ライオンズ」を保有し、沿線に野球場がある西武鉄道では、試合終了後の帰路に就く観客を効率良く捌くために、復路輸送を知らせる一斉連絡を流します。

関東の大手私鉄を中心にゆっくりとではありますが、デジタル化の試験が始まりました。それでも、大多数の私鉄の列車無線はまだまだアナログ波のまま。特に関西はデジタル化の話が聞かれず、JRともどもアナログ波は西高東低の傾向にあります。

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