コンクリートマイクは木造の壁は明瞭に聞こえる
コンクリートマイクは壁に伝わる振動を音に変え、隣室の話し声をキャッチできる調査グッズ。コンクリートマイクは探偵の浮気調査や警察の捜査において有効なアイテムです。コンクリートマイクの製品はピンキリで、10万円ほどの録音機能付きのものから2千円以下で買える中華製の格安品まであります。コンクリートマイクの価格による性能の違いを見ていきます。コンクリートマイクは木造の壁は明瞭に聞こえました。

コンクリートマイクで木造アパートの壁
今回は、プロの専門業者の間では定番であるサンメカトロニクス製の最高グレード品のコンクリートマイク「FL-1000」の実力をテスト。実勢価格は91,800円です。Amazonで購入した格安コンクリートマイク「The Ear Listens」と比較してみました。実勢価格は1,295円です。
まずは、木造アパートの薄い壁越しでコンクリートマイクのテストです。FL-1000は「LC」モードで低音をカットして録音しました。するとFL-1000は、隣室のテレビからの音楽番組の音を明瞭にキャッチ。コンクリートマイクは木造なら番組の特定も可能なレベルです。
一方、The Ear Listensはサーというノイズが少々気になりましたが、概ね音を拾えています。どちらのコンクリートマイクも、木造アパートの隣室で鳴っている音楽や話し声がしっかりと聞こえました。
コンクリートマイクのマンション実験
続いて、コンクリートの壁でコンクリートマイクの性能実験。許可を得て、とあるマンションの隣室の音がどれほど聞こえるのかコンクリートマイクで実験してみます。なお、FL-1000は「HC」モードで高音をカットして録音したものです。FL-1000はコツコツ…と、お皿を重ねている音が明瞭に聞こえました。コンクリートマイクで住人の話し声もかすかに聞こえます。
一方の格安コンクリートマイクのThe Ear Listensは全体的に、ザーザーというノイズしか聞こえませんでした。使い物にならないレベルです。
FL-1000の保存形式はMP3で、記録メディアは内蔵メモリ4GBです。電源は内蔵リチウム電池550mAh。本体のサイズ/重さは64W×111H×24Dmm/176.5gで、コンタクトマイクのサイズ/重さはφ36×29Hmm/136gとなっています。
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ラジオライフ編集部

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