盗聴妨害機を使えば盗聴器を探す手間がいらない

音声を拾う盗聴器を妨害する方法は意外と簡単。盗聴器を妨害する方法は、盗聴器が拾う音声を聞き難くすればいいわけです。そんな盗聴器を妨害する方法で重宝するのが、盗聴器の妨害音を流す「盗聴妨害機」です。とくに初めて訪れる場所などでは盗聴器を発見するよりも、盗聴妨害機で妨害してしまうほうが早いかもしれません。

盗聴妨害機で盗聴器の盗み聞きを防ぐ

盗聴器を妨害する方法として、小声でしゃべるのも1つの手ですが、盗聴器の集音能力は高いのが実情。静かな部屋だと盗聴器を妨害する方法として小声でしゃべっても、盗聴器の設置場所によっては音声を拾います。テレビやラジオを点けるのも雑音を増やすという盗聴器を妨害する方法がありますが、会議などの場には合いません。

そこで盗聴器を妨害する方法として使いたいのが盗聴妨害機。盗聴妨害機は、人間の声の周波数帯に合った「サ－サー」という妨害音を室内に流すことで、音声を聞き取り難くして盗聴器による音声の盗み聞きを防ぐ装置です。

なかでも「TB-2000」は妨害音を3パターンから選択可能な盗聴妨害機。盗聴妨害機のサイズは74W×141H×42Dmmで、重さは497gとなっています。盗聴妨害機の実勢価格は45,360円です。

盗聴器を発見せずに妨害する攻撃的な防御法とは

盗聴妨害機でコンクリートマイク対策

盗聴妨害機の妨害音はコンクリートマイクにも有効。ただし、コンクリートマイク対策に特化した機能として、壁面に振動を伝えて妨害する、より積極的な盗聴妨害機の機種もあります。

それが盗聴妨害機の「TBX-1000」です。この盗聴妨害機は、盗聴器の妨害のためのノイズ発生と、コンクリートマイクの妨害のための振動発生を搭載。盗聴妨害機のサイズは61W×105H×28Dmmで、重さは152gとなっています。この盗聴妨害機の実勢価格は41,040円です。

盗聴妨害機は持ち運びが可能。このため、初めて訪れる場所など盗聴器を発見している時間がない時には盗聴妨害機が有効な防御方法になります。

盗聴妨害機はノイズで被害を食い止め

盗聴妨害機「TBX-1000mini」は、ノイズを発生させて盗聴行為を防止する装置。既に盗聴されている…という前提でこの盗聴妨害機を使い、実質的な被害を食い止めます。盗聴妨害機の使い方は、電源をオンにしてノイズ音量を調整するだけです。

実際に、YouTubeの動画を再生した室内で、その音声を近くに置いた盗聴器から発信。Bchの399.455MHzを受信機で受信している状況を作って盗聴妨害機の有効性を実験してみました。盗聴妨害機の電源をオンにしたところ、「ジーーー」というノイズで、受信機から聞こえていた動画の音声がかき消されてしまいました。

盗聴妨害機によって人の声にきれいに盗聴防止ノイズが乗っている印象です。騒音計アプリ「デシベルX」で、盗聴妨害機のノイズの音量を測定してみると、中程度の場合は約80dB、最大の場合は約90dBで、バイク音ぐらいの音量です。

盗聴妨害機のモードはノイズジェネレーターモード、電源はリチウム電池400mAです。この盗聴妨害機のサイズ／重さは約75W×102H×42Dmm／128g。この盗聴妨の実勢価格は26,400円です。

盗聴防止ノイズを発生させる小型妨害機をテスト