泥棒の最新手口「追い出し盗」は特殊詐欺に近い
泥棒には「空き巣・忍び込み・居空き」の3パターンがあります。全体の61%を占める空き巣が一番多く、自宅にタンス預金をしている高齢者が主なターゲットです。そして、泥棒の最新手口が「追い出し盗」と呼ばれるもの。さっそく、追い出し盗とはどのような泥棒の手口なのか見ていきましょう。

高齢者を狙った泥棒が増加している
警察の犯罪認知件数は約100万件。そのうちの7割が窃盗犯です。そして今、自宅にタンス預金をしているケースが多い高齢者を狙った泥棒の侵入窃盗罪が増加しています。そんな泥棒の最新の手口が「追い出し盗」です。
追い出し盗の具体的な手口は、まず市の職員などを装った人物が現れて、ゴミの集積場所が変更したと住人を外へ誘い出します。そして、住人が外で話し込んでいるうちに、泥棒仲間が2~3人で部屋へ侵入して現金などを持ち去るというものです。
追い出し盗の手口は千葉県などで確認されています。女性を使ったり、市の職員や水道局員などに変装して安心させ、言葉巧みに玄関のカギを開けたまま外に連れ出すのが特徴です。
泥棒の最新手口は長期休暇に注意
追い出し盗は特殊詐欺とも近い手口といえるでしょう。追い出し盗の防犯対策としては自宅を無締まり状態にしないこと。“怪しい”と思ったら、カギの施錠と職員かどうかを確かめることが肝心です。
ゴミの集積場所の変更以外にもバリエーションがあります。「放置自転車があなたの物か確かめたいので、自転車置き場までついて来てほしい」などという誘い文句も確認されているのです。
泥棒の最新手口である追い出し盗で狙われるのは、連休や長期休暇のタイミング。日本人は現金を持ち歩く傾向があることから、狙われやすくなるのです。これからのシーズン、追い出し盗に注意しましょう。
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ラジオライフ編集部

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