大型液晶を搭載した暗視スコープの使い勝手は?
最大400m先まで見える高倍率に撮影機能も付いたデジタル暗視スコープが登場しました。しかも、4インチの大型液晶画面を搭載。メガネやゴーグルをしたまま暗視スコープが使えるので、長時間の監視も苦にならない設計です。赤外線の照射機能も搭載しています。望遠暗視スコープの撮影性能に迫ります。

暗視スコープに4インチ大型液晶
SCSの「NV400-B」は、大型液晶画面を搭載した望遠暗視スコープビデオカメラです。本体にはレンズが左右に2つ並んでいるように見えますが、向かって左側は赤外線投光用。赤外線は7段階に設定可能です。
実際に暗闇で暗視スコープをセットし、動画モードでしばらく撮影してみました。4インチの大型液晶画面でターゲットを確認できるので、スコープをずっと覗く必要がないのは便利です。
暗視スコープの操作スイッチは本体上部に集中。「ZOOMボタン」を押すと、デジタル2倍に拡大可能。高感度で明るく撮影できます。高機能ながら手軽な操作性は好印象です。「再生モード」で「ZOOMボタン」を2回押すと「設定モード」になります。言語や日時などのセッティングが可能です。
長時間の監視がラクな暗視スコープ
これまでの暗視スコープではスコープを覗かなくてはならず、苦しい体勢でも我慢するしかありませんでした。しかし、この暗視スコープは4インチの液晶画面で常時確認できるため長時間の監視がラクチンです。
解像度は640×480ドットで、夜間最大撮影距離は400m。3~400mと広いレンジに対応するので、1台あればさまざまなシーンに使えるでしょう。赤外発光部は最大3W/850nmです。
保存形式は画像がJPGで、動画はAVI。記録メディアはmicroSDカード(最大32GB)となっています。電源は単3形乾電池×8本、サイズ/重さは215W×145H×65Dmm/750g。実勢価格は24,800円です。
■「暗視スコープ」おすすめ記事
FLIRは熱エネルギーを感知する暗視スコープ
暗視スコープ新世代はなんとカラー撮影ができる
暗視スコープに歴史アリ…3つの世代の特徴とは
■「暗視」おすすめ記事
スマホが暗視カメラになる「Seek Thermal」
隠しカメラになるUSBメモリは暗視撮影も可能
赤外線カメラで透視や暗視ができるメカニズムとは
赤外線カメラに改造されたLUMIXを使ってみた
■「撮影」おすすめ記事
赤外線フィルターを使った透視撮影にトライした
透視撮影が赤外線フィルターで可能になる理由
カーフィルムは透視できるか実際に試してみた

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- Twitterアカウント乗っ取り防止「2要素認証」とは - 2023年2月7日
- NHK新会長の年収と前会長の退職金…驚きの金額 - 2023年2月7日
- サンコー売れ筋の1人用こたつ「こたむき」とは - 2023年2月7日
- 赤外線対応ビデオカメラでプロっぽく夜間撮影 - 2023年2月6日
- クラウドストレージの楽曲をオフライン再生する - 2023年2月6日