第2.5世代相当のデジタル暗視スコープの画質
暗視スコープには第1~3世代までありますが、暗闇から取り込んだ微量の光量子を暗視増倍管で電子に変換して、可視画像を作成する仕組みは同じです。これまで光増幅率が改良されてきました。そこで、入手可能な暗視スコープとしては最も高性能な第2.5世代の録画機能付きデジタル暗視スコープの画質を見ていきます。

デジタル暗視スコープでカラー撮影
L-SHINEの「BN-LS650」は、手頃な価格ながら、第2.5世代相当の性能を持つ単眼鏡型デジタル暗視スコープです。第2.5世代とは、増倍管の倍増率が30,000~50,000倍で第3世代に迫る暗視スコープのこと。ちなみに、第2世代は20,000倍です。
低照度下でも光を増幅してカラーで撮影可能。「IR」ボタンを押すと赤外線を照射し、真っ暗闇でもターゲットを映し出せます。最大400m先まで見え、遠方を調査したい時に力を発揮するでしょう。
実際に、ぼんやりとした電気のみの薄暗い場所で約10m先のターゲットを撮影。人物の背後のわずかな光を元に、カラーで撮影できました。やや粒子が粗いものの、暗視モードをオンにするとコントラストの高い映像になります。
暗視スコープの最大撮影距離は400m
暗視スコープの操作は本体上部にある操作パネルで行います。操作パネルには、電源ボタンのほか、録画ボタンや赤外線照射のオン/オフが設置されていて、明るさやズームなどが調節可能です。
また、本体下部のカバーを開けると、ビデオ出力端子やUSB端子、microSDカードスロットが出現する仕様。カメラ/ビデオの切り替えボタンも、ここに設置されています。
この暗視スコープは望遠6倍、デジタルズーム5倍。動画解像度は1280×720ドット/20fpsで、保存形式はAVI(動画)、JPG(画像)です。最大撮影距離は400m、記録メディアはmicroSDカード(最大32GB)となっています。サイズ/重さは105W×62H×208Dmm/765g。実勢価格は32,184円です。
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ラジオライフ編集部

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