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赤外線カメラはなぜ透視や暗視が可能なのか?

軍事目的や医療現場で活躍しているのが「赤外線カメラ」です。基本的に目には見えない赤外線ですが、じつはカメラの目ではしっかりと撮影することが可能。それを応用しているのが赤外線カメラというわけです。一般人の我々もうまく利用すれば、暗所での証拠撮りなどでの活躍が期待できます。赤外線カメラの仕組みを見ていきましょう。


赤外線カメラはなぜ透視や暗視が可能なのか?

赤外線カメラの暗視撮影では近赤外線

人間の目に見える光は「可視光線」と呼ばれる部分のみ。赤外線はこれより波長が長く、目で見ることはできません。しかし、専用の電子機器を用いれば写真や映像として残すことができます。

赤外線は、さらに近赤外線・中赤外線・遠赤外線に分類可能。そして、赤外線カメラの暗視撮影で用いられるのが近赤外線、サーモカメラは遠赤外線です。

赤外線撮影のメリットは完全な暗所でも撮影可能な点。撮影対象に気づかれにくいため、軍事用の暗視スコープや、防犯カメラなどさまざまな分野で活躍中です。

また、熱エネルギーも赤外線を発しているため、近年では新型コロナ対策として発熱患者を特定するサーモカメラが広く普及しています。

赤外線カメラの撮影画像はモノクロ

ちなみに、赤外線は布を透過しやすい性質があるのも特徴のひとつ。可視光線よりも波長が長い赤外線は直進性が高く、衣服を貫通して肌の表面で反射します。結果的に、衣服が透けて見える透視ができるのです。

赤外線カメラの撮影画像は色のないモノクロの世界ですが、可視光線の下でモノクロ撮影した画像とは光の反射が異なるため、独自の仕上がりになります。

このため、市販の一般的なデジカメは赤外線をカットするフィルターが内蔵されており、赤外線撮影が制限されているのです。

1998年春にリリースされたソニーの8mmビデオカメラ「CCD-TRV85K」は、暗い場所でも撮影できるNIGHTSHOT機能を搭載したモデル。NIGHTSHOT機能をオンにすると、赤外線カットフィルターがオフになり、赤外線撮影が可能になる代物でした。

このため、ソニーのNIGHTSHOTカメラは発売から半年で発売中止に…。それ以降は、赤外線撮影機能が制限されてしまいました。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

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