ピッキングで狙われるディスクシリンダー錠とは
中国人窃盗団による空き巣被害が問題になった時期にピッキングで狙われたのが、カギ溝の浅いディスクシリンダー錠の家屋でした。現在では製造は終了したものの、いまだに自宅のドアで一定数使用されているのです。ピッキングで狙われたディスクシリンダー錠を詳しく見ていきます。

ピッキングツールは日本では所持禁止
ディスクシリンダー錠のカギ内部は、ディスクタンブラー(ピン)が組み込まれています。鍵を差し込まない状態では、ディスクタンブラーが外側に飛び出しているためドアノブを回すことができません。
正しい鍵を差し込むと、すべてのディスクタンブラーが平衡状態に揃ってドアノブを回せるというわけです。このタンブラーが揃った状態を、ピックとテンションで作り上げるのがピッキングです。
なお、日本では専門業者以外の所持が禁止されているピッキングツール。しかし、海外の通販サイトから入手できてしまうのが現状です。
ピッキングで狙われたH248型は注意
ピッキングのやり方はまず、カギ穴にテンションを挿し込んでキーを回す方向に軽く力を加えます。続いてピックを挿し込み、タンブラーを動かしてシアラインを揃えるとロックが解除される仕組みです。
テンションは、キーを回す方向に力を加えるために使用。ピンがバネで戻ってこないように、内筒を回して固定する役割に使います。この状態でピックで各ピンを動かして、すべてのピンを平行状態に揃えるわけです。
特に集中的にピッキングで狙われた「H248」型のカギを使用しているドアは要注意。左右表裏に穴のあるGOAL社製のディンプルキーに替えるなど、早急な対策に努めましょう。
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ラジオライフ編集部

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