警察官の拳銃「サクラ」は5発の実弾をフル装填
警察官は自衛官と並んで、拳銃の携帯を許可された特殊な職業。警察官による拳銃の発砲事件も起きており、マニアならずとも注目している人は多いでしょう。制服警察官が装備する拳銃は自動拳銃ではなくリボルバー。警察の拳銃としてはニューナンブがよく知られていますが、現行モデルは「サクラ(M360J)」。警察官の拳銃「サクラ」は5発の実弾をフル装填しています。

警察官の拳銃ニューナンブは絶版
「ニューナンブM60」は、1960年より警察官の拳銃として調達が開始されたミネベア製の国産リボルバー。リボルバーとは回転式の弾倉を持った拳銃のことで、制服警察官が装備するのは基本的に5連発のリボルバーです。
警察の拳銃であるニューナンブM60はすでに絶版モデル。銃身の長さに2インチ(51mm)と3インチ(77mm)があって、特に3インチの命中精度が高く、射撃大会用に選抜射手が携帯していることが多いといいます。
ニューナンブM60の生産終了後に大量導入された警察の拳銃が、S&W社製のリボルバーが「M37エアウェイト」です。アルミ合金を多用した軽量モデルですが、何発か撃つとシリンダー基部に亀裂が入る事例が頻発し、現在では調達が中止されています。
警察官の拳銃はなぜ回転式のサクラか
2006年以降に警察の拳銃として調達が続いているのが「サクラ(M360J)」です。38口径リボルバーで、S&W社のM360(エアライト)をベースにした日本警察の別注モデルの拳銃となっています。
なお、一部で警察官の拳銃は「1発目が空砲」といわれますが、5発の実弾をフル装填して携帯しています。私服警察官などはリボルバーではなく小型のオートマチックを装備しますが、その場合も支給弾は5発。予備弾は携行しません。
なぜ警察の拳銃がサクラのような回転式で、自動拳銃を採用しないかは諸説ありますが、犯罪数が少ないために自動拳銃が必要ないことと、回転式拳銃の構造がシンプルで故障が少ないことが理由のようです。
これら警察官の拳銃を間近で楽しめるのがモデルガンと電動ガンです。外観上は警察の拳銃とほぼ同一ですが、アクティブにサバイバルゲームを楽しむならエアガン、構造のリアルさを愛でるならモデルガンがオススメです。
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ラジオライフ編集部

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