警察活動服は交番の警官がよく着用…そのお値段は?
街を巡回する警察官が、普通の制服より丈の短いジャンパーのような上着を着ている姿を見かけたことがあるはず。この警察官の制服は「活動服」と呼ばれるもので、屋外活動で制服の代わりに着てよいとされています。果たして、警察の活動服の値段は通常の制服と比べて、どれぐらいの値段なのでしょうか?

警察の活動服にも期間の指定がある
警察の「活動服」は、通常の制服上衣のデザインをベースに、丈を腰上までにしたジャンパー型。警察の活動服は、腰に吊り下げる拳銃や警棒などもすぐ取り出しやすいほか、パトカー乗車のときも乗り降りがしやすいでしょう。通常は、警察の活動服は制帽を簡素化した活動帽をセットで着用しています。
警察の活動服には通常の制服と同様に、12~3月に着る「冬服」と4~5月・10~11月に着る「合服」があります。上着がなくワイシャツ姿となる6~9月の「夏服」には警察の活動服の指定はありません。
警察の活動服は男性警察官だけでなく女性警察官も、屋外活動で着用することが多いようです。女性警察官の活動服には、男性用にはないファスナー式のポケットが左腹部に付いています。
通常の制服よりも生地が少ない警察の活動服。はたして、警察の活動服の値段はいくらでしょうか。長野県警が2018年に注文した冬活動服が約700着で合計1350万円、合活動服が約800着でやはり1350万円でした。
警察の冬活動服1着の値段は約1万8千円
警察の冬活動服、合活動服とも男性用・女性用をまとめて注文されています。とはいえ、デザインもほぼ同じなので男女同じ価格だと考えると、1着あたりの価格は警察の冬活動服が約1万8千円、合活動服が約1万7千円です。警察官の制服は冬服の場合、上衣が1着あたり約2万円ほど、合服の上衣は約1万8千円ほど。警察の活動服の値段は多少は安くなっています。
また、活動服姿の警察官が、活動服の上からよく着用しているのが、切りつけられたときに身を守るチョッキ「耐刃防護衣」です。防犯パトロールでは見知らぬ人からいきなり襲われる危険もあるので、当然ともいえる装備といえます。
この耐刃防護衣の値段については、埼玉県警が2018年に購入した分で計算可能。注文した際の文書を見ると「内・外着兼用耐刃防護衣」となっていました。価格の方は、約1100着の注文で合計840万円なので約8千円ということになります。市販の防刃チョッキでは1万円を超えることも珍しくないので、警察官向けの耐刃防護衣は比較的安価といえそうです。
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ラジオライフ編集部

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