LINEの匿名アカウントを旅行用SIMカードで検証
特殊詐欺や薬物の取り引きなどでは、足のつかない「匿名スマホ」が利用されています。ひと昔前は身分証不要のプリペイドケータイが使われましたが、現在はSIMフリースマホと海外旅行用SIMの組み合わせが主流のようです。実際に海外旅行用のSIMカードを購入して、LINEで匿名アカウントを登録できるか検証してみました。

LINEアカウント登録が厳しくなった
日本のSIMカードは個人情報やクレジットカードの登録が必要ですが、海外旅行用のプリペイドSIMはそれらの登録が不要で購入可能。そして中には、匿名スマホとして日本国内で開通できるものがあるのです。
ただ、その手法が広まったからなのか、悪用されることへの対策として日本での開通にはパスポートのコピーの提出が必要になったり、LINEのアカウント登録ができなくなったりと、規制が厳しくなっているようです。
そこで、Amazonで購入した3種類のSIMカードを検証してみました。購入したのは「ChinaUnicom」と「DHA SIM for USA」「t abit su」です。
LINE・Twitter・Telegramが利用可能
開通できたのは「t abit su」でしたが、開通時にAmazonでの注文番号の入力が必要なので、匿名性という点では不十分。しかしアメリカの電話番号が取得でき、それを使って各種SNSのアカウントが作れました。
開通手順を見ていくと、パッケージに添付されたQRコードから開通予約が必要で、この時にAmazonの注文番号の入力が求められます。開通には1日ほどかかりました。
ネットワークはソフトバンクの3Gはつかむものの4Gは非対応で、SIM単体でのネット運用は厳しいでしょう。しかし、アメリカの電話番号が取得でき、LINE・Twitter・Telegramの利用は可能。他人のLINE IDの検索もできました。実勢価格は1,980円です。

ラジオライフ編集部

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