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なぜNHK集金人は断っても何度も訪ねてくるか?

NHKの受信契約やそれを取り付けるNHK集金人に対する苦情としてよくあるもののひとつが「ウチにはテレビがないとNHKの受信契約を断ったのに、2~3か月するとまたやってくる」というもの。確かに、テレビがないのにNHKの受信契約を何度も取りに来られても迷惑ですが、実はNHK側にもそのようにせざるをえない事情があるのです。


なぜNHK集金人は断っても何度も訪ねてくるか?

NHK集金人が持ち歩く携帯端末データ

NHK側は、すでに受信契約を結んでいる世帯の住所や、契約通り受信料を実際に支払っているかについて「顧客リスト」として把握しています。

このため、NHK集金人と呼ばれる契約・収納業務スタッフの仕事は、1つはリストに載っていない住所を巡り新規契約を取り付けること、もう1つは受信料未払いの人ところへ行き受信料を徴収することになります。

NHK集金人はNHKから貸し出される「ナビタン」と呼ばれる携帯端末を持ち歩いていて、このなかには週1回アップデートされる担当エリア内のNHK受信契約世帯リストが保存。そこで、このリストに載っていない住宅をしらみつぶしに当たり、新規契約を迫っていくことになります。

ここでポイントとなるのが、NHKは受信契約を結んでいない世帯の情報は原則として持っていないということ。つまり、NHK受信契約がない住所については、誰が住んでいるかをNHKは把握していないため、空き家かどうかなどの確認も含めて、NHK集金人が繰り返し訪問することになってしまうのです。

NHK集金人の訪問は延べ年1.4億世帯

NHKが2020年に総務省へ提出した資料もこのことを裏付けています。資料によると、2018年度にNHK集金人が訪れた世帯数は延べ1億4000万世帯。そのうち、住んでいる人に会えた割合が16%、さらに受信契約までこぎつけたケースは2%でした。

NHKが毎年度末に公表する受信料関係のデータによると、2019年度末にNHK受信契約の対象となる世帯数は推計4609万世帯で、実際に受信契約を結んでいるのが3840万世帯です。つまり、日本国内にNHKと受信契約を結んでいない世帯は769万世帯あるということになります。

NHK集金人が2018年度に訪ねた延べ1億4000万世帯数には、当然ながら事務所や空き家も含まれているため、単純に769万件で割った数が未契約1世帯あたりの年間訪問回数にはなりません。とはいえ、NHKと受信契約を結ばないと2~3ヶ月に1度はNHK集金人が訪ねてきても不思議はないといえそうです。

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