NHK-BSの受信料の断り方でアンテナが見える場合

NHK受信料には、大きく衛星契約と地上契約があります。NHK受信料の地上契約は月額にして1200円ほど、衛星契約はほぼ2倍の2200円ほどです。NHK受信料は受信できる設備があると支払わなければならないのが建前。家にBSアンテナが建っていたり、BSアンテナ付きマンションの場合、NHK-BSの受信料の断り方はどうするのがよいのでしょう。

NHK-BSの受信料の断り方でアンテナ設置

NHK受信契約は一般的な家庭の場合、地上契約・衛星契約のいずれかを結ぶことになります。放送法ではNHKのテレビ放送を受信できる装置を設置すると受信契約が必要というのが建前。過去のNHK受信契約を巡る裁判の判例によると、テレビとアンテナなどがセットになった状態で初めて受信契約が必要になるとされています。

NHKの受信料は口座振替やクレジットカードで2か月支払いの場合で、地上契約は月額1225円。NHK-BSの衛星契約の受信料は月額2170円です。 NHK-BSの受信料を迫られても、月額で千円近く安い地上契約のままにする断り方がないかと考えている人も多いでしょう。

とはいえ、一戸建てにBSアンテナが設置されている場合、NHK訪問員（集金人）に衛星契約を迫られると断り方が難しくなるところ。また、BS対応マンションなど集合住宅の NHK-BSの受信料の断り方も、どうするのがよいか悩ましいところです。

実際、地上波・BSの両方が壁に設置されたアンテナ端子まで再送信されていることがほとんど。この状態で壁のアンテナ端子とテレビの地上波アンテナ端子のみをケーブルで接続すると、BSチューナー内蔵テレビでも地上波しか視聴できません。

NHK-BSの受信料の断り方でチューナーレス

このため「分配器がないのでBSは映らない」という NHK-BSの受信料の断り方ができそうな気がします。ところが、これは NHK-BSの受信料の断り方としてはNGなのです。

その理由は、地上波・BSの分波器を設置してテレビのBSアンテナ端子まで配線を行うことで、BS放送を受信できる環境が簡単に整うためです。過去の判例から、何かの機器を追加すれば受信できる状態では、 NHK-BSの受信料の断り方は通用しません。

このため現状では、BS対応マンションなどの集合住宅やBSアンテナが建っている一戸建ての場合の NHK-BSの受信料の断り方としては、受信できるテレビがない状態をアピールするしかないでしょう。その意味で「BSのテレビチューナーが家にはない」という NHK-BSの受信料の断り方がもっとも適切かもしれません。

実際、家にあるテレビをすべて廃棄して、チューナーレステレビに買い替えれば、NHK衛星契約どころか地上契約でさえ、結ぶ必要はなくなるからです。

衛星契約と地上契約のNHK受信料
契約種別	支払方法	月額	2か月払額
衛星契約	・口座振替/クレカ継続払	2,170円	4,340円
衛星契約	・継続振込	2,220円	4,440円
地上契約	・口座振替/クレカ継続払	1,225円	2,450円
地上契約	・継続振込	1,275円	2,550円

NHK-BSの受信料の断り方の前提が値下げ

2023年10月、 NHK-BSの受信料の断り方の前提となる受信料の値下げが行われました。今回は、口座振替・クレジットカード・継続振込で料金の違いはなく、 NHK-BSの受信料の断り方の前提となる料金は一律で地上契約が月額1100円、衛星契約が月額1950円に統一されています。

すなわち、 NHK-BSの受信料の断り方の前提となる受信料は地上契約と衛星契約とでは、2倍もの差があるままということ。訪問員への NHK-BSの受信料の断り方で「BSのテレビチューナーがない」と主張して、何としても地上契約までとどめておきたいところでしょう。

このため、 NHK-BSの受信料の断り方でスマートなのは、テレビ類を廃棄してチューナーレステレビに買い替え。見たい番組はNetflixなどの有料放送サービスに必要な料金だけ払うようにして「うちはチューナーレステレビ」という NHK-BSの受信料の断り方をしたいところです。

NHK衛星契約の断り方に失敗すると料金どうなる？
契約種別	月額	2か月払額	6か月前払額	12か月前払額
地上契約	1,100円	2,200円	6,309円	12,276円
衛星契約	1,950円	3,900円	11,186円	21,765円