冬の高速道路はライブカメラで路面を確認すべし
本格的な雪シーズンが到来した矢先の2020年12月16日から19日にかけて、関越道では豪雪により多数のクルマが立ち往生するという事態が発生してしまいました。このようなトラブルに巻き込まれるのを防ぐには、高速道路は規制情報だけでなく、高速道路上に設置されたライブカメラ情報で、積雪情報を確認することが大切です。

高速道路ライブカメラで路面チェック
NEXCO3社は、高速道路の通行料金検索やSA・PAに関する情報とともに、高速道路で行われているさまざまな交通規制の情報もWebサイト上で提供しています。NEXCO東日本は「ドラとら」、NEXCO中日本・西日本は「i-Highway」というサイト名で、いずれもドライバーズサイトからのリンクで表示可能です。
単に交通規制の状況を知るだけであれば、NEXCO3社のWebサイトを利用するより日本道路交通情報センター(JARTIC)が運営するWebサイトの方が便利。というのも、JARTICのWebサイトは高速道路だけでなく一般道も対象で、交通規制のほかにリアルタイムの渋滞情報も知ることができるためです。
しかし、NEXCO3社の交通情報サイトでは、JARTICが提供していないライブカメラ映像を見ることができます。とくに、豪雪がどの程度かを知るには、単に交通規制状況を確認するだけでなく、実際の路面状況を映像でチェックできるライブカメラの方が確実です。
高速道路ライブカメラは静止画を更新
道路上にライブカメラを設置する目的には、大きく2つあります。1つは、冬シーズンの積雪・路面凍結情報をドライバーに伝えるためのもので、豪雪地帯や山岳地域のライブカメラがこのパターンです。そしてもう1つが、大雨時に道路が冠水しやすいアンダーパスなどの入口に設けられるものです。
高速道路の場合は高架構造の区間が多く、洪水で冠水するような場所に路線が作られることもありません。そこで、高速道路上のライブカメラは積雪・路面凍結情報を提供する目的のものが大半。ただし、海老名SAのようにSA・PAの混雑状況を知らせるタイプのライブカメラも存在します。
高速道路のライブカメラは、いわゆる動画サイトと違って一定時間ごとに静止画が更新される「タイムラプス映像」となっています。静止画の更新間隔は5~15分で設定されているため、タイムラグは少々ありますが、路面状況を知る意味ではこれで充分ともいえるでしょう。
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ラジオライフ編集部

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