ラジオの受信感度がアップするお手軽アンテナ術
室内でラジオを使っていて、ノイズが多くて聞こえづらい時はラジオを窓ぎわに持っていきます。さらに、AMラジオであればラジオ本体を左右に回すことで感度よく聞こえるはず。FMラジオの場合は、伸ばしたロッドアンテナの向きが重要です。ラジオの受信感度がアップするお手軽アンテナ術を紹介しましょう。

AMラジオは本体を送信所に向ける
AMラジオ放送で聞こえづらい時は、ラジオ本体を左右に回して下さい。これは内蔵バーアンテナの向きを変えるため。角度の微妙な調整で感度良く聞こえてきます。その向き(ラジオの正面)もしくは後面から、AMラジオ放送の電波が飛んで来ているのです。本体正面を送信所の方角に向けるのが、感度アップの秘訣です。
さらにAMラジオの感度を上げるなら、ループアンテナの使用に尽きます。ただし、高性能なループアンテナは大型で高価な製品が多く、さらに品薄状態です。
オススメしたいのが、パナソニックの純正品「RP-CNME30」です。小型なので持ち運びにも便利で、実勢価格も1,000円以下とリーズナブル。コストパフォーマンスに優れたアンテナです。AMラジオ用のアンテナ端子が無い場合は、内蔵バーアンテナを巻く方向で、ラジオ本体にコードを巻き付ければ、電気的につながります。
T型フィーダーアンテナを自作する
FMラジオ放送の場合は、ラジオ本体の向きよりも長く伸ばしたロッドアンテナの向きが重要。基本的には垂直に伸ばして使うのですが、アンテナを前後左右に少しずつ振ってみると、感度がアップするポイントが見つかります。
さらに、ロッドアンテナにリード線を巻いて、アンテナを長くするのが最も簡単な感度アップの方法です。しかし、例えば避難所などで窓から離れている場合は、さらなる感度アップが必要になります。
そこで、T型フィーダーアンテナを自作します。工作は簡単ですが、本格的なダイポールアンテナなので感度がグンと上がります。アンテナのコードに使われる、300Ωのフィーダー線を2m以上用意。東京・秋葉原で1m63円で購入しました。
アンテナ部は、フィーダー線を受信したい周波数の波長の半分(90MHzで約1.66m)にカットして、両端をハンダ付けします。そして、アンテナ部の真ん中にラジオ接続用のフィーダー線をハンダ付け。T型にして完成です。
これを壁や窓枠に貼って使用するというわけ。アンテナ端子の無いラジオへの接続は、1本をロッドアンテナへ、もう1本は乾電池の接点に接続してアースとします。
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ラジオライフ編集部

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