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ソニーの防災ラジオが「1年半」品薄だった理由

スマホの充電やLEDライトなど、1台にさまざまな機能が詰め込まれているのが「防災ラジオ」です。ここでは「水害対策」という視点から、ソニーの手回し発電機能付き防災ラジオをピックアップしました。1年半にわたって品薄になるほどの人気商品だったソニーの防災ラジオは何がスゴイのでしょうか。


ソニーの防災ラジオが1年半品薄だった理由とは


ソニーの防災ラジオは品薄になる人気

ソニーの防災ラジオ「ICF-B09」は、定番中の定番といえる手回し発電ラジオです。2018年に起きた北海道胆振東部地震では、大規模停電が発生。その影響で直後からソニーの防災ラジオに注文が殺到し、以来、1年半にわたって品薄になるほどの人気商品です。

ソニーの防災ラジオの機能はAM/FMラジオ放送の受信に対応。ソニーの防災ラジオは内部構造が従来型のアナログ方式のため、チューニング操作が行いやすいのが特徴です。加えて、ソニーの防災ラジオはスポットライト機能、ソフトライト機能、手回し充電機能を搭載しています。

じつは、ソニーは1997年から手回し防災ラジオを作り続けてきた老舗メーカー。そんなソニーの伝統ある手回し防災ラジオの現行モデルが「ICF-B09」です。前モデルの「ICF-B08」をワイドFM対応にしたモデルで、上位機種には「ICF-B99」があります。

こちらのソニーの防災ラジオはICF-B09ではソフトライトとなっているボディ上面に、ソーラーパネルを備えて充電力をより高めた仕様。ソニーの防災ラジオでICF-B99の方が価格が高騰するのもうなずけます。

ソニーの防災ラジオの品切れが続いている理由


ソニーは防災ラジオは手回し20年

このように、手回し防災ラジオの開発に20年の実績を持つソニー。充電用ハンドルの握りやすさや、回転時のトルク感などにソニーの防災ラジオは一日の長があります。他メーカーにはマネのできないノウハウがソニーの防災ラジオには詰まっているというわけです。

ソニーの防災ラジオの発電能力は1分間回してFMラジオ放送が50分聞けるというもの。AMラジオ放送なら75分間も受信できます。ソニーの防災ラジオは本体のサイズと比較してハンドルが長くて回しやすく、手回し充電機能を使ってスマホの充電も可能(USB接続)。ソニーの防災ラジオが孤立を防ぎます。

ソニーの防災ラジオはポケットに入るほどコンパクトながら、各スイッチ類の操作性は抜群。手回しハンドルも長くて回しやすい設計です。Lightningケーブルは付属しませんが、別途用意すればiPhoneに給電可能。ソニーの防災ラジオは1分の手回し充電で1分通話できます。


ソニーの防災ラジオに対する取り組み

ソニーの防災ラジオにサイレン機能はありませんが、非常用のホイッスルが同梱されるなど、かゆいところに手が届くところはさすが。ソニーの防災ラジオは防水等級はIPX4と控えめですが、作りがしっかりしていて安心感があります。

ソニーの防災ラジオに対する取り組みは、阪神淡路大震災が発生した1995年発売のQQラジオシリーズ「ICF-B100」までさかのぼります。ソニーの防災ラジオ「ICF-B09」には、以来、何世代にもわたって培われた経験が凝縮されています。

ソニーの防災ラジオが浸水時に沈むかどうかの浮遊テストを実施してみました。ソニーの防災ラジオの計算上の比重は0.64。ソニーの防災ラジオは半分ほど水に浸かりましたが、沈む気配はありません。ソニーの防災ラジオはライトも消灯することなく、ラジオも正常。浸水もありませんでいた。

ソニーの防災ラジオの受信周波数はAMラジオ放送530~1710kHz、FMラジオ放送76.0~108.0MHz。防水性能はIPX4です。電源は内蔵充電池または単3形乾電池×2本、手回し充電性能は1分間でAMラジオ放送が約75分、ライトが約15分点灯します。サイズ/重さは132W×77H×58Dmm/約376g(電池含む)。実勢価格は8,680円です。

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