防災ラジオにもなるおすすめポケットラジオは?
帰宅困難になったことを想定して、常に持ち歩ける「ポケットラジオ」を防災ラジオの視線でレビューしてみました。エントリーしたポケットラジオは、アイワジャパン「AR-AP35」、東芝エルイートレーディング「TY-APR4」「TY-SPR6」、 パナソニック「RF-NA35R」「RF-ND380R」、ソニーの「SRF-R356」の6機種です。この中から、ふだん使いにも防災ラジオにも使える1台を選びました。

防災ラジオの決め手は電池の持ち時間
ポケットラジオを「防災ラジオ」という視線からチェックしました。チェックしたのは「受信性能(感度・雑音耐性)」「音質(スピーカー&イヤホン)」「操作性」「電池の持ち時間」「便利機能」の5項目です。これらの評価を総合して、ベストバイを決めました。
その結果、ソニーのポケットラジオ「SRF-R356」がダントツの1位、ベストバイです。決め手となったのは、電池の持ち時間が他機の追随を許さない、圧倒的な持続時間だということ。単4形乾電池×1本で、100時間は驚異的な数字です。
そのために受信性能や音質、機能など、何も犠牲にしていないことが大きなポイントになりました。常に持ち歩きながら災害に備えるというスタンスから、ふだん使いの性能も大切な評価ポイントになります。
防災ラジオは扱いやすさが重要になる
SRF-R356の音は、エントリー6機種の中で最も良好です。巻き取り式イヤホンでも高いレベルで、外部イヤホンで聞くFMステレオ受信時の音は、ポケットラジオのレベルを超越しています。被災時でも落ち着いた気持ちで番組を聞けるでしょう。
SRF-R356は、漢字表現に優れたディスプレイを装備しています。感覚的に周波数を針で示すアナログ表示の方が、電池の持ちが良かったり、故障しにくい印象を持ちますが、それはもう過去の話です。
アナログ表示機は電源オフの状態でもチューニングダイヤルに触れると周波数がズレますが、ディスプレイ搭載機なら、その心配もありません。
電源をオンにすれば、さっきまで聞いていた放送局が聞こえてくるのは、それだけで安心感があるものです。災害発生時に使う防災ラジオだからこそ、扱いやすさが重要と考えました。
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ラジオライフ編集部

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